[[や]]【やくどし:厄年】
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*厄年って? [#s2c437eb]
-男の厄年は25歳・42歳・60歳~
女の厄年は19歳・33歳~
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-厄年[やくどし]の『厄』の文字は、馬車の前に突き出ている棒(ながえ)を[[馬]]の首にしばる『くびき』の形を図案化した物と言われています。~
その「くびき」は馬にとっては、苦しい災いでしか無いためにその文字として使われているとされています。~
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-この厄年というのは元々、仏教用語で災いが降りかかりやすい年齢の意味です。~
最初にあげた男と女のそれぞれの厄年は、それぞれが人生の転機となるような年齢なので、心して掛かれと言う戒めであったのです。~
この数字の年齢は正しくは「大厄:たいやく」と言い、前年を「前厄:まえやく」、後年を「後厄:あとやく」と呼び、恐れ慎む風習があります。~
*四十二の二つ子、女子なれば家繁盛 [#r017929a]
-この言葉は、41歳の前厄の時に子供が産まれた場合、昔の数え歳で行くと、42歳の大厄の時に2歳になると言うことです。~
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-昔は40歳を過ぎた後で出来た子供は「あんな歳になっても頑張っているのね」などと影でコソコソ言われるような「恥かきっ子」などとも言われていましたが、逆に考えれば40歳ぐらいで落ち着くべき時に子供が出来ると「この子供のために仕事をもう一頑張りしてみよう!」と言う気持ちになる要因になるのです。~
(江戸時代〜昭和初期まで50歳が平均寿命だったこともあり、40歳と言うとそろそろ仕事も引退と言う感じでした)~
-その努力の為、その子供の為に、家が栄えると言うことわざです。~
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-「女子なれば家繁盛」と言っているのは、女の子なら昔は16歳ぐらいでお嫁さんに行くので、55歳ぐらいまで頑張れば良いのですが、男の子だと60歳以上まで頑張らなければいけないと言う意味で、女の子だったら頑張るつもりにもなれると言うことなのです。~
*更新履歴 [#sf1b65c5]
-2002.06.29