[[や]]:野暮(やぼ)
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*語源 [#g7103c62]
-昔から格好いいとされてきた男性は都会に詳しく、その中で自由に遊んでいる人でした。江戸時代なら吉原など遊郭の事情通と言うのが一番「粋な男」とされていたのです。~
それと対局を指すのが、都会には近寄らずにだれも寄りつかないような田舎・野原に暮らす男とされていました。~
つまりこの事から「野に暮らす」と言う意味で「野暮」と言う言葉が産まれました。~
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-別の説では、日本古来の雅楽が関係してくる物があります。雅楽の中に使われる《笙:しょう》と言う楽器は、17本の管を備えていますが、実はその中で「也:や」と「亡:ぼう」と呼ばれる二本は、日本に伝わる前の中国では音が出ていた管だったのですが、現在は飾りだけで音の出ない管なのです。~
つまり、かつては音が出ていたが今は無用になってしまった「古臭くて役に立たない」物と言う意味で「也亡:やぼう」が「野暮:やぼ」になったと言う説があります。~
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*関連項目 [#ge7d0a97]
-[[国立]]
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*更新履歴 [#bab0174b]
-2000.00.00:知泉
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