の変更点


 [[も]]:餅(もち)
 #counter(today)
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 *餅の語源 [#v58dc81a]
 -日本で[[米]]が作られるようになった時代、実はその当時に作られていた米の種類は現在では《もち米》と言われるような、[[水分]]が多く粘りけのある物だった。~
 古代の人々はその米を《甑:こしき》という蒸し器で玄米のまま蒸して食べていたという。~
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 -その蒸した米を狩りなどで遠出をする際に、握って固め現在の[[おにぎり]]のような状態にして携帯食としていた。~
 粘りけがあって柔らかい米で握ったものだから、おにぎりというより餅に近かったのかもしれないが、この携帯する食べ物を、持ち歩く飯(いい)なので、《もちいい:持ち飯》と言うようになり、それが省略され《もち》と呼ぶようになった。~
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 -別の説では餅は丸めてあるので、[[満月]]のようだという事から、満月を意味する《望月:もちづき》から名前が誕生したというものもある。~
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 -さらに別の説では「持ちがいい」からというのもある。(持ち飯説のほうが信憑性は高い)~
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 *餅は腹の減った人に焼かせよ [#n0ede977]
 -この[[ことわざ]]は《魚は殿様に焼かせよ》という言葉と対になっている言葉。~
 [[魚]]を焼くときのコツは、表を四分目まで焼いたら、ひっくり返して裏を六分目に焼くことだと言われている。~
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 -早く食べたいとか、どれくらい焼けたのか知りたいとか、せっかちな人は落ち着きなく、いじってしまい魚の身を崩してしまう。~
 そこで出た言葉が、殿様のように、あせらずのんびりとした気持ちでじっくり焼いたほうがおいしく焼けると言う意味の言葉だった。~
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 -そして、それとは対照的に、餅の場合はじっくり焼いたのでは、焦げてしまったり、網にくっついてしまうので、こまめにひっくり返して焼くのがコツなのだ。~
 そこでできた言葉が、腹が減って「まだか?まだか?」と何度もひっくり返すような人のほうが上手に焼けると言う《餅は腹の減った人に焼かせよ》なのです。~
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 *餅関連項目 [#a59603cb]
 -[[よもぎ]]・[[ぼたもち]]
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 *更新履歴 [#qf0940b5]
 -1999.00.00.知泉
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