[[も]]【もうちょう:盲腸】
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*解説 [#zce3b51b]
-盲腸は一般名称で、医学的に言うと《虫垂:ちゅすい》。~
盲腸とは[[大腸]]の起点を指し、そこからぶら下がった用途不明と言われる器官が虫垂と言う事になる。~
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-この器官は用途不明と言われている為に、虫垂炎(いわゆる盲腸)になった際に、炎症が軽い場合でも予防のために切り取った方がいいと言う意見と、需要な免疫器官だとする意見で医者の間でも別れていたりする。~
もっとも近年の研究では、消化管にとって重要な免疫器官だということが判明しつつある。~
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[説1]
-小腸にあるバイエル板という器官で出来る抗体が、消化管の粘膜に付く細菌の毒素を中和していたりするのだが、虫垂の中にはリンパ球が詰まっている。このリンパ球が免疫に重要な役割を果たしているではないかという説がある。~
-[説1]~
小腸にあるバイエル板という器官で出来る抗体が、消化管の粘膜に付く細菌の毒素を中和していたりするのだが、虫垂の中にはリンパ球が詰まっている。このリンパ球が免疫に重要な役割を果たしているではないかという説がある。~
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[説2]
-別の説では胎児のときに重要な働きをしていたのではないかという物もある。~
-[説2]~
別の説では胎児のときに重要な働きをしていたのではないかという物もある。~
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[説3]
-またガン細胞と関係あるのではという説もあり、昭和30年代には虫垂炎の時、軽度の手術する必要のない盲腸まで切り取ってしまった為に、その後ガンになりやすい体質になったという説まである。~
-[説3]~
またガン細胞と関係あるのではという説もあり、昭和30年代には虫垂炎の時、軽度の手術する必要のない盲腸まで切り取ってしまった為に、その後ガンになりやすい体質になったという説まである。~
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-とにかく、現時点では明確な存在理由は不明だが、とりあえず無駄な器官ではないらしい。~
*更新履歴 [#l754df4b]
-2000.00.00