無礼講 の変更点


 [[ふ]]【ぶれいこう:無礼講】
 #counter(today)
 
 
 
 *ぱーっと行こう! [#kfc6b00f]
 -不況が続く中、今年もなんとか[[頑張って>頑張る]]これたのは君たち社員のおかげだ、そう言うワケで今日は無礼講だ、上下関係を気にせずパーッとやろうではないか!~
 と、忘年会の最初に社長が言ったとしても、それを本気にして言葉通りに無礼講をする人はめったにいません。~
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 -この《無礼講:ぶれいこう》と言う言葉の裏には、天下を狙おうとする策略が渦巻いていた歴史上の話が存在します。~
 時は[[鎌倉時代]]末期、南北のふたつに分かれた朝廷があった1300年代のことです。京都へ実権を取り戻そうと画策をしていた後醍醐天皇は北条氏の討伐を考えていました。~
 そこで《日野資朝:ひのすけとも》と《日野俊基:ひのとしもと》が中心となって同士を募って、打倒北条の策を練り上げようと考えたのです。~
 しかし北条の監視もあるので、それらが一カ所に集合して話し合うなどという怪しい行動は出来ない。と言うことで「上下関係を無視したドンチャン騒ぎの宴会」を開催して、それに乗じて方策を練り上げよう。と言うことになったのです。~
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 -日々の狂乱の宴が続き、京の人々も「ついに礼儀正しいハズの公家たちが天下を諦めて宴にうつつをぬかすようになった」と呆れ果て、この[[馬鹿]]げた宴の事を《無礼講》あるいは《破礼講:はれいこう》などと読んだのです。もちろんその裏では徐々に北条氏討伐の準備は進んでいきました。~
 しかし結局この策も北条氏に漏れてしまい、計画は実行に移されることは無く、その馬鹿げた宴だけが残ったと言うことなのです。~
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 -そんなワケで脳天気に大騒ぎの宴会をしている裏では、上下関係をひっくり返す為の策略が・・・・
 
 *更新履歴 [#z735d91c]
 -2001.01.08
 
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