[[し]]【品川】
[[し]]【しながわ：品川】[[東京都]]
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*品川の語源 [#vcc404e5]
-江戸湾に流れこんでいる目黒川が、下流地域で「品川」と呼ばれていたことから、その地域一帯をいつしか品川と呼ぶようになったと言う説がもっとも有力。~
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-別の説では鎌倉時代にこの辺りを納めていた豪族が品川氏だった為にその名前が付けられたと言うものもあるが、どうやらこの品川氏の名前自体、目黒川下流域の「品川」にちなんで付けられたものらしい。~
つまり、鎌倉時代以前よりこの地域は「品川」と呼ばれていたと言うことになる。~
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-別の説では、近くにある高輪に対して、品のよい土地なので「品ヶ輪」と呼び、それが品川になったという物もあるが、これの信憑性は薄い。というのも高輪の漢字表記が江戸時代以降のものなので、鎌倉時代以前より品川の地名があるので。~
*江戸時代の品川 [#n9610542]
-品川は江戸時代以前は江戸湾沿いのちいさな村だったが、江戸時代に入って東海道五十三次の第１宿として制定されてから、市街地として整備され大きく栄えるようになった。~
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-品川の宿は、目黒川以北の北品川宿、目黒川以南の南品川宿、歩行(かち)新宿の３つの地域に分けられるほど広がり、最盛期、街道沿いには百軒を越す旅篭屋があったと言う。~
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-もっとも品川は、東海道の起点・日本橋から約２里（約８キロ）と言う近い場所にあり、冷静に考えれば泊まらなくてもよい距離にあったのですが、品川にある海岸は潮干狩りや釣りの絶好のポイントだったり、月見に適していたりと江戸近郊の観光スポットとしての機能も果たしていました。~
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-さらに宿には飯盛女もいたために、お手軽な遊里としての意味合いもあったのです。~
*更新履歴 [#ab945f71]
-2002.09.11