[[お]]【おなじあなのむじな:同じ穴の狢】
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*意味 [#k9920946]
-一見別のようでありながら、実は同類であると言う場合に使われ、だいたい悪い意味での仲間という意味で使われる事が多い。~
地方によっては《同じ穴の[[タヌキ]]》《同じ穴の[[キツネ]]》《一つ穴のムジナ》などと微妙に違った物が存在する。~
*語源 [#z02c3bab]
-なぜムジナ(穴熊の事ですが、タヌキの事をムジナと言う地域もあるらしいです)などが悪人のたとえになったのか?と言うと、昔からムジナ・タヌキ・キツネは人を騙す悪い動物だと思われてきました。~
-そのような動物が同じ穴に何匹も住んでいるのなら、一緒に悪巧みをしているに違いないと考えられた事から出来たことわざです。~
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-この言葉は[[江戸時代]]に書かれた[[浮世草子]]の『好色一代男』の中にも《橋本に泊まれば、大和の猿引、西の宮の夷(えびす)まはし、日ぐらしの歌念仏、かやうの類の宿とて、同じ穴の狐川、身は様々に化かするぞかし》と書かれています。~
-もっとも、ここでは同じ川辺の[[宿]]に泊まる仲間を指して言っています。
*更新履歴 [#z08a0a98]
-1999.12.19.知泉No.092