[[と]]【とうめいにんげん:透明人間】[[小説]]
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*解説 [#nf249fa9]
-[[1897(明治30)年>1897年]]、SF作家のH.G.ウェルズが「透明人間」を発表した。~
この単純明快で奇抜なテーマはそれ以降、多くの作家によって繰り返し利用されるネタになった。~
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-思うままに、好きな場所へ入り込めて、好きなだけ見て、と言う形に、いわゆるスーパーマン的な超越したパワーは無い変わりに、かなり卑怯な事も思う存分できると言うことで、エッチなテーマの作品も多く描かれている。~
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-「透明人間」の主人公グリフィンは、まず「吸収、反射、屈折の、どの作用も行われないときは、その物体は見ることができない」と考え、ついに飲むと[[空気]]の屈折率と同じになる[[薬]]を[[発明]]した。~
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-この着想は素晴らしいのだが、科学的に考えると空気と同じ屈折率をもった[[目]]では、どこにも像を結ぶことができず、何も見えないというと言う悲劇が待ち受けている。~
さらに皮膚を初めとして、内蔵も[[骨]]も無色透明だとしたら、[[紫外線]]に当たると一瞬のうちに死んでしまうだろうとも言われている。~
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-そこまで簡単に終わってしまう「透明人間」作品はさすがに無いが、多くのこのテーマの作品のラストは悲劇的な方向に終わってしまうのは、やはり見果てぬ夢なのだろうか。~
*関連項目 [#a5cb996f]
-[[カメレオン]]