[[て]]【てんしんあまぐり:天津甘栗】
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*きれいにむける理由 [#v96ad132]
-[[秋]]の味覚として思い出す物は沢山ありますが、その中で「むくのが面倒臭いけれどおいしい」物に[[栗]]があります。~
イガイガの外皮の中に、厚い皮があり、それをやっとむいても中には薄皮があって、たべるためにはかなり苦労をしなくてはなりません。~
そんな苦労をしないで食べることが出来る物に、縁日などでおなじみの《天津甘栗》と言うものがあります。~
そんな苦労をしないで食べることが出来る物に、縁日などでおなじみの《[[天津甘栗:http://www.hayashi-mansyodo.jp/]]》と言うものがあります。~
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-あれは、厚い皮を割って簡単に食べることが出来るのです。(最近はその厚い皮さえむいた状態の物も売られていますが)~
その名前の「天津」と言うのは[[中国]]の華北の港町ですが、そこから輸出されている中国栗の品種で、一般的な日本の栗にくらべて渋皮がむきやすい物なのです。~
(つまり、天津産ではなく天津港から輸出される栗の総称)~
さすが食にうるさい中国、きっと研究を重ねて渋皮がむけやすい品種を作り上げたのだろうな、などと考えがちですが、実は世界中の栗を調べていくと渋皮がむきにくいタイプの栗というのは、日本の栗の特徴でかなり特殊なものなのです。~
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-日本の栗は歌に「桃栗3年」と歌われているように、短期間で収穫できるという利点があり、実の大きさも世界で一番大きいという特徴があるのです。~
が、渋皮がむきにくいという欠点も特徴的です。~
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-しかし、面倒臭いと言うことで天津甘栗が好まれるようになったのですが、「だったらその品種を日本で育てればいいじゃん」と考えがちなのですが、この品種は日本の風土にはあまり合わないらしく、上手に育てることが出来ないそうなのです。~
そのために、現在も天津甘栗はほぼ100%中国からの輸入物に頼っていると言うわけなのです。~
*更新履歴 [#n3af6793]
-2001.05.06
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