帝王切開 の変更点


 [[て]]【ていおうせっかい:帝王切開】
 #counter(today)
 
 *意味 [#z97e006b]
 -出産の時に、胎内の赤ちゃんが逆子で難産だったり、育ちすぎてしまった時に、母胎を切開して赤ちゃんを取り出すことを言う。
 
 *語源・誤解された語源 [#z1765799]
 -この手術のことをラテン語からドイツ語に翻訳する際に、ラテン語で切ると言う意味の「シーサー」を歴史上の人物「ジュリアスシーザー」と同じスペルの「シーザー」と間違えて訳してしまったのが始まり。~
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 -それをさらに日本語に訳する時に「シーザー」ならば、と「帝王」と言う和訳にしてしまった。~
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 -しかし以前の語源などを扱う本の多くに『帝王ジュリアス・シーザーがこの方法で誕生したことにより命名された』などと書いてありました(最近、発行された雑学本などでも、未だに書かれていたりする場合もあります)~
 
 
 *日本初の帝王切開 [#le6f6dba]
 -以前は「帝王切開」と言うと、赤ちゃんを救う為の大手術で、下手をすれば母胎に影響が出てしまう様な物だったが、最近は危険などがほとんど無くなった。~
 それどころか、帝王切開で出産をすると、女性器の感度がまったく鈍らないのでこれを選択する人もいる。~
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 -日本で初めて帝王切開が行われたのは、[[黒船]]来航の前年、[[1852(嘉永5)年>1852年]]の事と言われています。~
 蘭学医の伊古田純道によって、[[埼玉県]]に住む33歳の一農婦が命拾いをしたという記録が残っています。
 
 *体操選手に多い理由 [#s71c265a]
 -実は体操選手が出産する時、帝王切開が多いと言います。~
 体操選手と言うと、180度開脚などを訓練しているので、自然分娩の際にも役に立つのでは無いか?と思われがちですが、その鍛えすぎた筋肉が出産の妨げになると言います。~
 普通、出産は妊婦がいきんでお腹の中にいる胎児を下へ押し出そうとします。その力によって胎児は産道で刺激され、胎児も動こうとして産道を押し広げ下に進もうと[[頑張る]]と言う仕組みになっています。~
 つまり、母親が頑張っている時に、子供のほうも頑張って出よう出ようとしているのです。~
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 -しかし、体操選手のように股関節周囲の筋肉を尋常ではないほどに鍛え上げた母親の場合、胎児がいくら頑張って産道を押し広げようとしてもビクともしなかったりするのです。~
 その為に、結果として帝王切開と言う方法でしか出産が出来なくなってしまうのです。~
 
 
 *更新履歴 [#ja710630]
 -2000.00.00
 -2001.06.22(体操選手に多い理由)
 
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