[[た]]【だいはちぐるま:大八車】
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*江戸時代に活躍した大八車 [#vb63513a]
-大昔から使われている運搬用の道具「大八車」は江戸時代初期に、[[徳川家康]]が征夷大将軍になり江戸の町を整備し始めた[[1603(慶長8)年>1603年]]頃に発明されたと言われています。~
とにかく[[江戸時代初期]]に町を整備するために活躍した大八車ですが、それから100年後の[[1727(享保12)年>1727年]]に調査した結果では江戸には約2000両の大八車が存在していたそうです。~
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-その台数はかなりの物で、その為に大八車が絡んだ[[交通事故]]が頻発していました。~
そこで~
[[1695(元禄8)年>1695年]]には積荷制限令~
[[1708(宝永5)年>1708年]]には駐車制限令~
[[1716(正徳5)年>1716年]]には交通基本法が発令されています~
(徳川6代将軍・[[徳川家宣]]の時代)
*語源 [#n96eeea0]
-語源1~
大八車以前にあった砂利などを運ぶ道具に「畚:もっこ」と言うものがあったのですが、これは二人で担ぐ物で、あまり能率が良くない。~
そこで、とある男が研究開発して完成させたのが「大八車」とど言われています。~
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-それまでのもっこの4倍の作業量をこなせると言うことで、大人8人分の能力と言う意味で名付けられたと言う説があります。~
同じような意味で「大人8人の代わりになる」と言う意味で最初は『代八車』と呼んでいた物が、いつしか「大八車」になったと言う説もあります。~
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-語源2~
交通の要所として使われていた現在の[[滋賀県]]・大津の八町と言う場所で使われていたことから「大津八町の車」と言う意味だという説。~
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-語源3~
車軸から支えるための棒が8本出ていることから付けられた名前と言う説。
*更新履歴 [#a6d295be]
-1999.00.00