大晦日 の変更点


 [[お]]【おおみそか:大晦日】
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 *解説 [#v92c3a8f]
 -[[12月31日>http://tisen.jp/dkg/query.php?KeyDate=12/31]]一年の最後の日。~
 心身を清めて、終夜眠らずに過ごした習慣があり、寝てしまうと白髪になるとかシワが出来るなどと言う迷信もあった。
 
 *語源 [#nafbe404]
 -《晦日:みそか》と言うのは毎月最後の日のことを指します。~
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 -太陰暦によると、月は1日から徐々に丸くなって15日で満月になります。そして、その後は徐々に欠けていき、最後には月はほとんど見えなくなってしまい、真っ暗な夜が訪れることになります。~
 そこで末日と言う意味の「みそか」にこの文字を当てて『晦日』としました。~
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 -この最後を「みそか」と呼ぶ言い方には、末っ子のことを「みそっかす」などと言うことに残されています。~
 そしてその晦日の最後の12月31日が「大晦日」になったのです。~
 
 
 *寺院 [#a8a67eb3]
 -新しい年を迎えるため、108回、除夜の鐘をつく。~
 除夜の鐘は108の煩悩をさますための物。~
 -108と言う数には諸説ある。
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 -(1)
 仏教の儀式で、季節を分ける(月の数=12)+(二十四節気の数=24)+(七十二候の数=72)を合わせた1年を意味する108と言う数。~
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 -(2)
 眼・耳・鼻・舌・身・意の六根に苦楽・不苦・不楽の3を数え、この18類に浄・染の2つがあり、さらにこの36類を前世・今世・来世の3世に配当して6×3×2×3=108となり、人間の煩悩の数を表すとされています。~
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 -この108と言う数字は日常で使われる意外な言葉にも隠れている。~
 それは非常に苦しむと言う意味の《四苦八苦》で、元々仏教用語</a>で、四苦とは「生苦・老苦・病苦・死苦」、八苦とは前述の四苦に「愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五蘊盛苦(五陰盛苦)」を加えたものを差す。~
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 -四苦八苦と言うと4+8で12個ありそうですが、実は8個しかありません。この8個の苦は、最初の4が生き物ゆえに苦しむ物で、残りの4が人間ゆえに苦しむ物を意味する。~
 四苦(四×九=36)八苦(八×九=72)で、それを足すと煩悩の数(108)になる。
 
 
 *神社 [#q06eb16b]
 -火をたいて新年を祝う。~
 年神さまを迎え、亡き魂を迎えるためと言われる。~
 
 
 *家庭 [#kf2dd44d]
 -年越しそばを食べる~
 年越しそばを食べる習慣は江戸時代中期からはじまったもの。~
 もともと月末にそばを食べる習慣があり、大晦日だけその習慣が残りました。~
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 -金箔職人が飛び散った金箔を集めるのにそば粉をつかったことから、年越しそばを残すと翌年金運にめぐまれないといわれます。~
 そばのように長く幸福にと言う願いも込められている。~
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 -日本で最初に年越し蕎麦を振る舞ったのは[[鎌倉時代]]の博多の豪商「謝国明:しゃこくめい」とも言われている。~
 
 *更新履歴 [#z15c4ab9]
 -1999.12.19/知泉No.092
 
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