[[せ]]【せきはん:赤飯(お赤飯)】
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*お祝い御飯 [#la47aada]
-日本では昔からおめでたい席では、もち米に[[小豆]]を混ぜて蒸し上げた《お赤飯》を食べます。~
この習慣はじつに古くから行われており、そのルーツを調べていくと、なんと[[米]]が[[中国]]から伝わった[[弥生時代]]にまで遡るといわれています。~
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-米が日本にやってくる前の日本人はアワやヒエといった穀物類を、[[お粥]]のように[[ナベ>鍋]]などで煮込んで食べていたとされています。~
中国から米が伝えられた後も、米がそれほど大量に収穫できるワケではないので、かなり長い間アワやヒエが常食で、米は特別な時の食べ物という位置にあったのです。~
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-この当時、中国から《蒸籠:せいろ》が伝えられ、米を蒸して食べるという方法も誕生しました。~
-その後、米も大量に収穫できるようになって特別な物ではなくなっていったのですが、その時の「蒸した米」と言う食べ方だけが[祝いの席]と言うイメージで後々まで伝えられることになったのが、赤飯なのです。~
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-では何故「赤い」のか?というと、単純に[[赤]]はめでたい色、健康の色、[[太陽]]の色、生命の色の象徴だからと言う説と、弥生時代に中国から伝えられた当時の米は現在の物と違って赤みがかった色をしていたので、その当時の色を再現するためと言う説もあります。~
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-いわゆる女の子に初潮が来たときにお祝いとして作るなどと言う話もあるので、その色だなどというトンデモ俗説も存在していたりします。~
しかし、話題としては出るけれど実際に女の子に初潮が来たから赤飯を食べたなんて家は存在するのでしょうか?(今まで聞いたことがないんですが)~
*更新履歴 [#b74454c5]
-2001.06.12
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