親子丼 の変更点


 [[お]]:親子丼(おやこどん)
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 *親子丼の誕生 [#qac6db94]
 -[[ドンブリ物>丼]]の定番と言えば親子丼。~
 [[ニワトリの肉>鶏]]と[[ニワトリの卵>卵]]を使う事から「親子」と称したものですが、この親子丼にはちゃんと[[発明者>発明]]が存在しています。~
 発明されたのは明治36年に大阪で第5回内国勧業博覧会と言う、いわゆる万国博覧会が開催された時のことです。~
 この万博はかなり大規模に開催されて、海外13カ国が参加、出品展示品約30万点で5ヶ月に及ぶ物だったのです。~
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 -そこで、会場の食堂のメニューを考えるときに「食い倒れの町・[[大阪>大阪府]]の名に恥じない食べ物が出せないか?」と言うことで、大阪の料亭「鳥菊」の主人・内本松次郎氏が考案したものが親子丼だったのです。~
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 -万博会場と言う大勢の人が集まる場所と言うことで、条件として《博覧会らしく目新しい物だが万人向きの味付け》《安価で調理が簡単》《混雑した処でも食べるのも簡単》と言うテーマの元に「鶏肉と[[白菜]]・[[ネギ]]を煮込んだ物を卵でとじて、それを[[ご飯]]に乗せた物」を考え出したのです。~
 今の親子丼と若干違っていますが、このメニューは1杯15銭と言う値段も安く、腹にも貯まると言うことで大好評を博したのです。~
 実は、この親子丼がドンブリ物の元祖的なもので、このアイディアの流用と言うことで後に「[[カツ丼]]」「[[天丼]]」なども考え出されたのです。~
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 -この《親子丼》と言うネーミングですが、発表前には「ハイカラ丼」「勧業ランチ」「文明オムドン」などという候補もあったそうです。
 -2000.03.25記載-2001.10.15追記
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 -後に松次郎は親子丼で得た利益で、全国の「親子丼」を出している店を行脚し、自らその味を伝授したといいます。最初に親子丼の値段を決めるときも「利益ではなく多くの人に食べてもらいたい」と、周囲の反対を押し切って安い値段とし、また、自分の味を同じ料理人達に隠さず伝えたところは、松次郎の料理人としての信念といえるでしょう。
 -2006.09.19追記
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