の変更点


 [[お]]【おんな:女】
 [[お]]【女】おんな
 #counter(today)
 
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 *女 [#v5dcfced]
 -「女」という言葉は[[奈良時代]]に「をみな」と発言されていて、[[平安時代]]に撥音便化され「をんな」となった。~
 奈良時代の「をみな」の「を」は「小さいもの」を意味する接頭語で、「み」は、女を意味する「み」。
 -当初は若い女性を差す言葉で、老女は「嫗(おみな・おうな)」だった。そして少年の場合は「をぐな」となる。
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 -同時期に若い女性を意味する「をとめ」が登場している。~
 元々は若い[[男性>男]]を差す「をとこ」の対義語は「をとめ」だったのだが、「をとこ」が男性全体を意味するように成るのに連れて、「をみな」が女性を意味する言葉となった。
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 *女は若くない?乙女は処女じゃない? [#a7875791]
 -万葉集の時代、「おとこ」に対する言葉は「おんな」ではなくて「おとめ」だった。~
 この「おとこ」「おとめ」の二つは元々「おと」と言う言葉から産まれてきた物で、「おと」と言うのは「乙:おつ」の事です。~
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 -万葉時代に「おつ」と言うのは「変若」と表記されているのですが、これは「若返る」と言う意味を含んでいます。~
 つまりこの「おつ・おと」と言う言葉には「子供を産んで新しい世代を作る」と言う意味があるのです。~
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 -だから、よく言われている「乙女」と言う言葉には処女などと言う意味はなく、生殖能力がある女性の事を差していたのです。~
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 -では、年を取ってその生殖能力が無くなった状態はどうなるかと言うと「おきな」「おみな」となるのです。~
 「おきな」は今でも「翁」として使われる事がありますが、「おみな」と言うのは変化して「おんな」と言う言葉になりました。~
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 -つまり本来「女」と言う言葉は「おばあさん」を意味していた言葉だったのです。
 
 *更新履歴 [#qfce87fc]
 -1999.00.00
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