秋茄子は嫁に食わすな の変更点


 [[あ]]:秋茄子は嫁に食わすな(あきなすはよめにくわすな)
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 *秋茄子は嫁に食わすな [#qd17eb32]
 -江戸時代に謳われた[[都々逸]]の中には「たとえ姑が鬼でも[[蛇(じゃ)>蛇]]でも、かわいいあなたを産んだ人」という一節がありますが、どうやら「嫁VS姑」と言う図式は、江戸の昔からあったようです。~
 そこで「秋茄子は嫁に食わすな」という[[ことわざ]]は、そんな[[嫁]]と[[姑]]を象徴した物で、姑の嫁いびりをあらわしたものだと思っている人も多い。~
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 -たしかに[[茄子]]は秋が旬で、おいしいうえに栄養もある。にもかかわらず、嫁に食べさせるなと言うのは、意地の悪い話としか思えないのです。しかし実はこれ、本当は逆に嫁の体を心配しての事だといいます。~
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 -実は、茄子には身体を冷やす性質があって、その結果、いっぺんにたくさん食べると[[下痢]]をしやすくなってしまうのです。それも気候が突然崩れて寒くなったりする時期の秋なすは特に要注意だったのです。~
 現在ほど医学が発達していない時代においては、もし体調をくずしたときに[[妊娠]]でもしていようものなら、生命にかかわることだってありえたのです。つまり「秋茄子を嫁に食わすな」とは、大切な嫁が茄子を食べ過ぎて[[胃腸>胃]]、あるいは身体をこわすことを心配したことわざというわけなのです。~
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 -江戸時代初期の[[伊勢貞丈]]という礼法指南役も、その著書『安斎随筆』のなかで、「子宮を痛めるから、秋茄子は嫁の身体に良くない」といっている。~
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 -別の説では『秋なすは種子が少ないので子種がなくなると言うのに通じるから』と言うものもある。~
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 -さらに別の解釈ではもっと意外なもので、ここで言う「嫁」とは「[[ネズミ]]」の事だとする説もある。~
 これはネズミのことをある地方では「嫁が君」と言ったことからくる解釈で、ナスをネズミに取られるなという意味と言う言葉だとする人もいるのです。 ~
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 *更新履歴 [#k9fb5aa5]
 -2000.00.00.知泉
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