七夕 の変更点


 [[た]]【たなばた:七夕】
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 *語源 [#v1374551]
 -物語の主人公機織り姫にちなみ、棚で織物を織る「棚機:たなばた」の事を語源とする説が一般的。~
 古来より[[7月7日>http://tisen.jp/dkg/query.php?KeyDate=07/07]]に渓流に神棚の一種を作り、そこで《神御衣:かむみそ》を織る巫女が渓流の神様に稲作の豊穣を祈る儀式があったのです。~
 棚で《機織り姫:はたおりひめ》が祈ったことから「たなばた」となったとされています。~
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 -別の説では、同じく豊作を祈る農村の行事が語源だとするのですが、そこではタネを蒔く「種蒔く」が語源になっているというものもあります。~
 同じ7月7日に七夕に合わせて「[[浴衣]]の日」「[[乾麺]]の日」も制定されている。~
 
 
 *解説 [#n2c48a83]
 -彦星(牽牛)と織女が天の川を渡って年に1度だけ会うことを許されたという中国の伝説に登場する日が7月7日。~
 この物語が日本に伝わったのは奈良時代で、その叙情性にひかれた人々が「星祭り」として大切に伝えてきた。~
 この伝説と日本に古くからある七夕信仰が結びつき、年中行事の七夕へと発展したといわれる。~
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 -しかし、7月7日と言うと[[梅雨]]の真っ最中で、完全に晴れて天の川を見ることの出来る日は多くない。~
 これは旧暦の7月7日に行われていた行事をそのまま新暦に行った為に起こった悲劇で、本来ならば8月の澄み切った空のもとで行われる行事のハズだった。~
 
 
 *七夕は「たなばた」ではない? [#ad5cc3be]
 -子供の頃から[[当たり前]]のように読んでいたので疑問に思わないかも知れませんが「七夕」と書いてどうして「たなばた」と読むのでしょうか?~
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 -実は「七夕」の正しい読みは《しちせき》です。~
 これは古くから宮中の行事とされた五節句で、1月7日[人日:じんじつ]3月3日[上巳:じょうし]5月5日[端午:たんご]7月7日[七夕:しちせき]9月9日[重陽:ちょうよう]のひとつだったのです。~
 
 
 *解説 [#q9e54965]
 -織姫と言われているのはコト座のベガ《織女星:しょくじょせい》で、彦星と言われているのはワシ座のアルタイル《牽牛星:けんぎゅうせい》で、この2つの星は天の川を挟んで光っている1等星で、この2つの星がもっとも輝いて見えるのは旧暦の七月7日前後なのです。~
 その川を挟んで輝く星を見て、古代の創造力豊かな中国で物語が考え出された。~
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 -織姫と彦星は深く愛し合っていたが、その愛にかまけて本来の仕事をせずにいたために、天帝の怒りを買い(織姫の父親と言う説もある)、天の川を挟んで引き離されてしまったのです。しかしお互いを思い合う気持ちは強く、年に1度だけ逢うことを許されたと言う話が出来上がったのですが、そこから七夕に星に祈れば願いが叶うというコトになったのです。~
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 -しかし、実際のコトをいえば織姫も彦星も7月7日は、自分たちのことで精一杯で他人の願いなど聞いているヒマはないと思います。~
 
 *仙台の七夕祭り [#k04d97cb]
 -七夕と言って思い浮かぶ盛大な祭りは、仙台で行われる七夕祭りです。~
 この祭りは、[[1783(天明3)年>1783年]]に仙台地方を襲った冷害がきっかけになって始まったものです。~
 200年以上前から開催されているお祭りなので、7月7日というのは旧暦で行います(新暦の8月6日)~
 
 *平塚の七夕祭り [#z4127690]
 -七夕祭りと言うことで、平塚で開催されるものも盛大で有名ですが、こちらは新暦の7月7日に開催されます。~
 それは何故かというと、実はこの七夕祭りは仙台で開催される祭りを真似して[[1951(昭和26)年>1951年]]に地元の商工会が商業の振興を願って始めたものなのです。~
 その為に7月7日を新暦で開催するのです。~
 
 
 *七夕便乗記念日 [#z900abe4]
 -[ラブ・スターズ・デー]~
 銀座と有楽町のデパート7店が[[1988(昭和63)年>1988年]]7月7日に、七夕の日を「ラブ・スターズ・デー」と命名して共同宣伝をしました。~
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 -[サマーラバーズデー]~
 新宿地区のデパートが[[1990(平成2)年>1990年]]に制定。~
 七夕にちなんで意中の人にプレゼントをする日を7月7日にしました。~
 
 
 *更新履歴 [#ld2fc8e0]
 -1998.00.00
 
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