[[い]]【いまがわ-や-き:今川焼き】
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*雑学 [#v1642dc5]
-[[小麦粉]]を溶いた物を型に流し込み、その中に[[小豆]]の[[あんこ]]を入れて焼き上げたお菓子を今川焼きと言います。~
近年は[[あんこ]]にカスタードクリームを入れたりする変わり種も存在します。~
さらに皮の部分に烙印を押して、太鼓焼き・どんどん焼きなどと呼ぶ地域もあります。(どんどん焼きは[[正月]]明けに焼かれる別の物もあります)
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-今川焼きには多くの別名があり、「大判焼き」「二重焼き」「巴焼き」「義士焼き」「回転焼き」「太鼓饅」「文化焼き」「大正焼き」「復興焼き」「自由焼き」「夫婦まんじゅう」「フーマン」「御座候」など、時代や形状の変化などで、その都度名前を変えて発売されている。
-基本的には、[[たい焼き]]と今川焼きは形が違うだけで、基本的な材料や製法はまったく同じなので、たい焼きも今川焼きのバリエーションと見る事も出来る。
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*名前の由来 [#n8767529]
-この今川焼きなどのルーツはそれ以前より考案されていた[[和菓子]]の《きんつば》だと言われています。~
この今川焼きを考案し、発売した元祖は現在、[[東京都]]千代田区鍛冶町(JR神田駅東側)にある神田今川橋付近に江戸時代にあった店で、当時の地名はそのまま今川だったので、素直にこの名前が誕生したのです。~
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-現在は《今川橋交差点》や《今川中学》の名前として今川の名前は残っています。
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-この《今川》と言うのが、戦国武将で桶狭間の戦いで[[織田信長]]に破れた[[今川義元]]に関係していると言う雑学がありますが、実はこれはまったく根拠のない話です。
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-今川家の家紋「巴形」が浮き出るため、「今川焼き」になったといった説もあるが、[[江戸時代]]の文献には、巴形についての記述は見られず「今川焼き」の名前の由来としては弱い。
-今川家の家紋「巴形」が浮き出るため、「今川焼き」になったといった説もあるが、[[江戸時代]]の文献には、巴形についての記述は見られず「今川焼き」の名前の由来としては弱い。
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*更新履歴 [#a6bb0802]
-2000.06.24
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