間宮林蔵 の変更点


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 *間宮林蔵の豆知泉 [#aa5f57e9]
 ※[[1844年>1844年]].[[2月26日>http://tisen.jp/dkg/query.php?KeyDate=02/26]]:探検家・間宮林蔵死去[1775年生〜]享年70
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 -[[江戸時代末期]]に来日した医者[[シーボルト]]が[[日本地図>地図]]などを本国へ秘密で送っていた事が発覚し国外追放となったシーボルト事件、密告したのは間宮林蔵。
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 -その間宮林蔵が発見したことで名前が付けられた間宮海峡、命名したのはシーボルト。
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 -間宮林蔵は蝦夷地(現.[[北海道]])を探索し、間宮海峡に名前を残しているが、そもそも蝦夷地を探索したのは「[[源義経]]は[[ジンギスカン]]である」ことを検証するため。
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 *記載記録 [#q10f19c3]
 
 
 *間宮林蔵の陽と陰 [#v3ad9320]
 -日本[[地図]]の作製と言うと「伊能忠敬」と「間宮林蔵」の名前が有名です。~
 間宮林蔵は元々常陸(現[[茨城県]])の貧しい農家の子供として[[1775(安永4)年>1775年]]に生まれました。~
 -しかし子供の頃より[[数学]]的な才能が抜きんでていたために、それが認められて[[江戸]]に出ることになって、そこで伊能忠敬に師事をして軽量術を学ぶこととなったのです。~
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 -29歳の時([[1804年]])に、蝦夷地御用掛([[北海道]])として西蝦夷を探検し、さらに35歳([[1810年]])の時に[[樺太]]にまでその足を伸ばした。~
 その結果、当時は樺太は大陸へと続く[[半島]]ではないか?と思われていたのが、誤りで、一つの独立した島だと言うことを証明した。~
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 -[[1821年]]、蝦夷地は幕府直轄領から松前藩(現[[青森県]])の管轄に変わる。~
 その為、翌年[[1822年]](48歳)、間宮林蔵は江戸に戻り勘定奉行配下・30俵3人扶持の普請役になった。~
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 -蝦夷の珍しい話を持ち帰った林蔵は江戸で諸大名や有力幕臣などに招かれ、忙しい日々を過ごしていたのですが、そこにドイツ人医師[[シーボルト]]がやってきた。~
 シーボルトは元々、日本に関する情報を収集する目的で来日していたので、それまで知られていなかった日本の最北地を知っている間宮林蔵は興味の対象となったのです。~
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 -[[1828年]]8月、シーボルトが帰国する際にその乗船した舟の中から国外持ち出し禁止とされていた[[伊能忠敬]](いのうただたか)実測の『日本図』・間宮林蔵(まみやりんぞう)の『蝦夷全図/えぞぜんず』など多数の物件が発見され大騒ぎになりました。~
 その結果、シーボルトは国外永久追放、さらにシーボルトに地図などを贈った人々は処刑など厳しい処分を受けることになったのです。[シーボルト事件]~
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 -しかし、間宮林蔵はそのおとがめを受ける事は一切なかったのです。~
 と言うのも、実はこのシーボルトが地図などを国外に持ち出そうとしていると幕府に密告した人物が間宮林蔵だったのです。~
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 -法的に処分はされなかった間宮林蔵ですが、世間からは「卑劣な密告者」として後ろ指を指され、周囲の学者仲間からは「シーボルトは同じ学者として学術的興味の対象としてあの様な事をしたのに、それを密告するとは、学者として最低なヤツだ」と批判されてしまうのです。~
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 -その結果、間宮林蔵はその後は幕府側に付き、隠密として暗躍することになるのです。~
 隠密行動故にあまり記録は残されていないのですが、薩摩藩の密貿易・石見浜田藩の密輸事件の摘発は記録として残されています。~
 60歳、それらの行為によって、20俵の加増を受けることになる。~
 そして[[1844(弘化元)年>1844年]]、[[2月26日>http://tisen.jp/dkg/query.php?KeyDate=02/26]]、江戸深川の自宅で70歳で死去する。~
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 -間宮林蔵は自分の行為を恥じていたのだろうか、後継者を儲けず一代限りと考えていた。しかし幕府側は間宮林蔵の功績をたたえ、相応しい人物を選び間宮姓を名乗らせた。~
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 -国外永久追放されたシーボルトだが、その個人的な感情とは別に、蝦夷地・樺太を探索した間宮林蔵の功績を認めており、後年、樺太と大陸の間にある海峡に「間宮海峡」の名前を付け、それが現在も世界的に知られた名前となっている。~
 
 *更新履歴 [#nb329675]
 -1999.00.00
 -2006.02.23
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