[[か]]:缶詰
[[か]]【かんづめ:缶詰】
#counter(today)
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*缶詰の豆知泉 [#aadf622f]
*缶詰の豆知泉 [#v3fd6cb4]
-日本初の空気の缶詰は[[ブロマイド]]のマルベル堂が発売した。
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-[[空気]]の缶詰は、そこそこ話題になり売れたため、[[九州]]の交通公社がマネて「阿蘇の[[煙]]の缶詰」発売したが、公正取引委員会のクレームで発売中止になった。阿蘇から出ているのは煙ではなく水蒸気なので不当表示として。
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*更新履歴 [#q7e43d8f]
-2006.03.01:知泉
*缶詰 [#n8dfc320]
-缶詰が発明されたときは当然缶切りはまだなかった。だから戦場で缶を開けるために兵士は銃を使うこともあった。
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-缶詰はナポレオンが考案させた。しかし、缶切りが発明されたのは缶詰が発明されてから60年余り後のことなので、それまで缶詰はノミと金槌で開けられていた。
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-作家が集中して作品を書くためホテルなどにこもる事をカンヅメというがあれは「缶詰」ではなく「館詰」である。
*10月10日 缶詰の日 [#aef411a4]
-[[1872(明治5)年>1872年]]の[[10月10日>http://tisen.jp/dkg/query.php?KeyDate=10/10]]、長崎で日本初の缶詰が製造されました。松田雅典がフランス人ジェリーの指導の元で作り上げたのですが、その内容は[[イワシ]]の油漬けでした。~
そしてそれから5年後の[[1877(明治10)年>1877年]]のまったく同じ10月10日、[[北海道]]開拓使が石狩に日本初の本格的な缶詰工場を作ったの記念して制定された日です。~
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*缶詰発明とナポレオン [#q14a550a]
[缶詰の誕生には、かの[[ナポレオン1世]]が深く関係している。~
快進撃を続け領土を増やしていたナポレオン1世が、軍隊で移動する際に携帯に便利な保存食を一般公募した処で、[[1804年]]にフランス人の菓子職人ニコラ・アペールの発明によって生まれた物なのです。~
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-缶の中の[[空気]]を抜いて、密閉する事で腐敗を防ぎ、長期間の保存に耐えると言う、画期的なアイディアでした。~
しかし、このアイディアを現実の物にするのには手間取りました。そして缶詰の完成が遅れたためにナポレオンは[[シベリア]]遠征の際に大打撃を受けてしまったのです。~
もしシベリア遠征前に携帯食料の缶詰が完成していたのなら、歴史は大きく変わっていたかもしれません。
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*缶詰の商品第1号 [#k013d8fb]
-手間取った缶詰の商品第1号は、6年後の[[1810年]]に[[イギリス]]人ディランドによって製造されました。~
最初の商品名が『Tin-can-ister/ブリキの缶』と言う物で、英語で缶詰を「Can」と言うようになったのはここからです。~
さらに日本語で『缶/かん』と言うのも、この言葉から来ています。~
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*世界一臭い缶詰 [#zfa8e6b1]
-世界で一番臭い缶詰として有名な[[スウェーデン]]の「スーシトレミング」と言うのは、[[ニシン]]を缶に入れて発酵させたもの。その発酵状態によってガスが発生して、缶が丸く見えるぐらいにまで膨らんでしまう。~
慣れていない人には[[鼻]]がひん曲がりそうな悪臭にしか感じないのですが、スウェーデン人はこれが何を置いても大好物と言う人が多い。~
このギリギリまで膨らんだ缶を輸出しようとして[[飛行機]]に乗せた時、気圧の変化で爆発したこともあります。~
その飛行中、窓を開けることもできず、かなり厳しい状態だったそうです。
*関連項目 [#zdb96dfa]
-[[カニ缶]]
*関連サイト [#le9638b5]
-日本缶詰協会:[[http://www.jca-can.or.jp/>http://www.jca-can.or.jp/]]
*更新履歴 [#s6e80b0c]
-1998.00.00
-2001.01.08(世界一臭い缶詰)
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