干支 の変更点


 
 [[え]]:干支(えと)
 #counter(today)
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 *雑学 [#af1e777b]
 -干支と呼ばれる物は《十干:じっかん》と《十二支:じゅうにし》を組み合わせた物を言います。
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 *十干:じっかん [#q5e886f3]
 -木・火・土・金・水[もっかどこんすい]の事を言い、この5つが、五行世の中のすべての物質の元になるものを意味して、これにそれぞれ陽陰《兄:え》《弟:と》を表した物が以下の10になるのです。~
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        《兄:え》    《弟:と》~
    木……[甲:きのえ]……[乙:きのと]~
    火……[丙:ひのえ]……[丁:ひのと]~
    土……[戊:つちのえ]…[己:つちのと]~
    金……[庚:かのえ]……[辛:かのと]~
    水……[壬:みずのえ]…[癸:みずのと]~
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 -この順番は、昔の通信簿などの評価「甲乙丙丁戊」などにも流用されていたり、今でも「甲乙つけがたい」などで使われています。~
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 *十二支:じゅうにし [#k3199973]
 誰でも自分の十二支が何になるかはご存じですよね。~
 [子:ね([[ネズミ>鼠]])][丑:[[うし>牛]]][寅:[[とら>虎]]][卯:う([[ウサギ>兎]])][辰:[[たつ>龍]]][巳:み([[ヘビ>蛇]])][午:[[うま>馬]]][未:[[ひつじ>羊]]][申:[[さる>猿]]][酉:[[ニワトリ]]][戌:[[いぬ>犬]]][亥:い([[イノシシ>猪]])]の順になっています。
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 -よく「この12種類の動物を決める時に、[[神様]]が動物を競争させて」などと言われていたりしますが、それは後から創作された話で、元々この12個の文字は動物を表すのではなく、1年を表す「月」の名前だったと言う。(古代中国)
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     ▽子(11月)草木の種の伸びる準備が整った状態~
     ▽丑(12月)草木の芽が堅く結ばれている状態~
     ▽寅(1月)草木が土中で成長の時を待っている状態~
     ▽卯(2月)草木が地面を押し分けて地上に出て来る状態~
     ▽辰(3月)草木が盛んに伸びる状態~
     ▽巳(4月)草木の生長が止まった状態~
     ▽午(5月)草木の生長が衰え始める状態~
     ▽未(6月)草木の実が成熟した状態~
     ▽申(7月)草木が成熟しきった状態~
     ▽酉(8月)草木の実をツボに入れて絞る状態~
     ▽戌(9月)草木の滅びていく状態~
     ▽亥(10月)草木が生命を閉ざし眠りにつく状態
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 -これが中国の戦国時代(紀元前403〜221年頃)に、今のような動物を当てるようになった。~
 それが日本に入ってきて時間の単位にも使用されるようになり、現在も使用されている《午前》《正午》《午後》などに残されている。
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 *十干&十二支 [#z63a91f3]
 -十干と十二支を合わせた物が、その年の「干支」になるのですが、一般的に今年の干支は?と言うと十二支の方だけを答えたりしがちです。~
 一般的に「十干」の方が、本質を表面に表して「十二支」の方が本能としては持ち合わせているのだが表面的にはあまり出てこないと言われています。~
 10と12の最小公倍数の60年で1周回ってくるワケです。
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 -その中で女性が生まれると気性が激しくなり『夫を殺す』とまで言われている《[[丙午:ひのえうま>丙午]]》などがありますが、これはもちろん根拠の無い物です。~
 一番最近の丙午生まれは[[1966年]]生まれですが、いかがなものでしょうか?~
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 -この干支は歴史上では《壬申の乱:じんしんのらん》《戊辰戦争:ぼしんせんそう》などに残されています。~
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 -現代でもっともなじみの深い物では、実は[[高校野球]]で有名な『[[甲子園]]球場』の名前は、完成した[[1924年]]の干支『甲子:きのえね』から命名されています。~
 (1924年8月1日 甲子園球場が完成)~
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 -関連項目:[[イトーヨーカ堂]]
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 *豆知泉 [#z3acc695]
 -中日球団のニックネームを決めるとき、オーナーの干支である辰年にちなんで「ドラゴンズ」と名づけられた。ちなみに、そのオーナーとは、親会社、中日新聞社の杉山虎之助社長。~
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 *更新履歴 [#l6c6e76a]
 -2000.00.00.知泉
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