[[か]]【かもい:鴨居】
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*解説 [#a33d6247]
-引き戸・障子・ふすまなどを開け閉めするための溝をつけた上の横木のことを『鴨居:かもい』と言います。~
下の横木は『敷居:しきい』で、この二つが対になって開け閉めがスムーズに出来るのです。
*語源 [#q07cd7ee]
-なぜここに[[鳥]]の『[[鴨]]』という字が使用されているのでしょうか。
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+敷居に対する言葉として最初は《上居:かみい》だったものが、変化して《鴨居》になった。
+部屋を構成する為に大切な部分で、家の《構え:かまえ》を作るという意味で言われていた物が、変化して《鴨居》になった。
+家を火から守るという意味で、水辺に住んでいる鴨の形を最初の頃はまねたものを取り付けたことから《鴨居》と言うようになった。
+神社の[[鳥居]]に対して、くぐる部分を《鴨居》と呼ぶようになった。
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-現在の研究では1・2の説が有力で、いつしか《かもい》と呼ぶようになったと考えられていますが、その後、[[漢字]]を当てる際に3・4などの理由から、鳥の鴨の字を使用したのではないか?と考えられています。
*更新履歴 [#k5f0dd59]
-2000.03.28.知泉No.173