[[つ]]:角隠し(つのかくし)
#counter(today)
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-[[結婚関連項目]]
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*起源1:鬼防止 [#u885444f]
-一般的な説。~
結婚式で和装の場合、花嫁さんは角隠しと言うものをします。~
これの理由の一つに、女性は基本的にすぐ嫉妬をして、そうすると角が生えて鬼になると言われていたために、それを防ぐためのまじないとしいぇ、お寺に参る際に[[頭]]にかぶせたのが由来だとされています。~
[[結婚式]]で和装の場合、花嫁さんは角隠しと言うものをします。~
これの理由の一つに、女性は基本的にすぐ[[嫉妬]]をして、そうすると角が生えて[[鬼]]になると言われていたために、それを防ぐためのまじないとしいぇ、お寺に参る際に[[頭]]にかぶせたのが由来だとされています。~
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*起源2:元は江戸時代のジャニーズ [#h2b2a959]
-ミーハーな女性の間で流行したものと言う説。~
角隠しの表面は白絹で出来ていますが、その裏側は紅絹で出来ています。~
この角隠しの原型は江戸時代の若衆歌舞伎の役者が被っていた揚げ帽子だと言われています。~
この角隠しの原型は江戸時代の若衆[[歌舞伎]]の役者が被っていた揚げ帽子だと言われています。~
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-若衆歌舞伎と言うのは今で言えばジャニーズみたいな状態で、若い美少年達を集めて歌舞伎の劇団を組んでいた物。その美少年達が布の中央部を前髪にかぶせて、布の両側をまげの後ろで留めていたのです。~
-若衆歌舞伎と言うのは今で言えば[[ジャニーズ>http://tisen.jp/pukiwiki/index.php?%A5%B8%A5%E3%A5%CB%A1%BC%A5%BA%BB%F6%CC%B3%BD%EA]]みたいな状態で、若い美少年達を集めて歌舞伎の劇団を組んでいた物。~
その美少年達が布の中央部を前髪にかぶせて、布の両側をまげの後ろで留めていたのです。~
美少年の芝居と言うことで、若い女性達もそれに熱狂し、その内にファンの女性達もその揚げ帽子のスタイルを真似するようになり、次第に女性が外出するときの埃よけの意味で使用されるようになったのです。~
そして江戸時代の末期に花嫁が被る角隠しに変化していったと言われています。~
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*起源3:実はツノを隠す目的ではない [#o116f90f]
-災いを嫁ぐ先に持ち込まないと言う説。~
この角隠しの歴史は江戸時代末期からと言うことで、それ以前は花嫁さんはどのようなかぶり物をしていたかと言うと、それまでは《綿帽子》と言うものを被っていました。~
-この《綿帽子》と言うのは、真綿を船型・丸型に整えた帽子で、元々は室町時代に防寒用具として考案された物だと言われています。~
-この《綿帽子》と言うのは、真綿を船型・丸型に整えた[[帽子]]で、元々は室町時代に防寒用具として考案された物だと言われています。~
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-それが江戸時代に入って、花嫁が被る物になり徐々に大きい物になったとされていますが、実はこの綿帽子、花嫁が白い物を被るのですが、同時に花嫁の母親は少し小さめの綿帽子などを被る事になっていました。~
この花嫁が帽子を被ると言うのは、現在言われている「ツノを隠す」と言う物ではなく、元々は長い髪の毛には霊力が宿るとされていた為に、新しい家に[[嫁ぐ]]際に災いを一緒に持ち込まないようにと言う考えがあったらしいのです。~
この花嫁が帽子を被ると言うのは、現在言われている「ツノを隠す」と言う物ではなく、元々は長い[[髪]]の毛には霊力が宿るとされていた為に、新しい家に[[嫁ぐ]]際に災いを一緒に持ち込まないようにと言う考えがあったらしいのです。~
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*起源4:神に仕える女性 [#i81f7619]
-角隠しの原型は『桂巻き:かつらまき』と言うものにあるとされる説。~
昔の京都では宮中に仕える女性が髪の毛を長い布で包み上げ、前で結んでいました。~
昔の[[京都>京都府]]では宮中に仕える女性が髪の毛を長い布で包み上げ、前で結んでいました。~
その巻き方を「桂巻き」と呼び、その女性たちの事を「桂女:かつらめ」と呼んでいました。~
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-桂女は祝い事などがあると出向いていって、祝い言を述べたり、お祓いなどをした、いわゆる巫女さんのようなものでした。~
位の高い人が行う「結婚の儀」の際にもお供として付いていったりもしました。~
その様な神に仕える神聖な女性と言うことで、徐々に結婚式を挙げる側の女性がするようになっていったとされています。~
その様な[[神>神様]]に仕える神聖な女性と言うことで、徐々に結婚式を挙げる側の女性がするようになっていったとされています。~
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*記載記録 [#w265905e]
-2000.07.09:起源1:知泉
-2000.07.17:起源2.3:知泉
-2002.04.15:起源4:知泉
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