ユーロ の変更点


 [[ゆ]]【ユーロ】
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 *解説 [#lf1a8170]
 -[[1999年>1999年]].[[1月4日>http://tisen.jp/dkg/query.php?KeyDate=1999/01/04]]、東京外国為替市場で[[ヨーロッパ]]単一通貨ユーロの取引が始まった。主要市場では世界で初めての取引。~
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 -1999年1月4日午前9時の相場~
    ▲アメリカ:1ユーロ=1.1754〜1.1758ドル~
    ▲  日本:1ユーロ=132円58〜63銭。~
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 -日米欧の通貨当局は、ユーロの市場取引がスタートしたことを受け、外為相場の急激な変動に備えて24時間の緊急時対応体制を取ることで合意した。
 
 
 *ユーロ紙幣の種類 [#s0038c12]
 -ユーロ紙幣の一般への流通は、西暦2002年で、現在はまだ為替の世界で動いているのがメインです。(2000年.記載)~
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 -ユーロ紙幣は「5・10・20・50・100・200・500」の7種です。~
 -通常、紙幣のデザインにはその国を代表する人物「政治的代表者・国王・女王・学者」や、自然の風景や動物が描かれたりします。~
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 -しかしユーロ紙幣の場合には、ヨーロッパ統合によって作られた紙幣の為に固有の国を主張するデザインは出来ません。~
 その為にテーマは決められていますが、その時代っぽい図案と言うことで、何処にも存在しない架空の建物などが描かれる事になっています。~
 -なお紙幣の大きさも縦横全てバラバラの為に揃える事が出来ず、不便かも知れません。
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 | 金額 | サイズ | 図案 |
 | 5ユーロ | 120×62mm | 古代 |
 | 10ユーロ | 127×67mm | ロマネスク時代 |
 | 20ユーロ | 133×72mm | ゴシック時代 |
 | 50ユーロ | 140×77mm | ルネッサンス時代 |
 | 100ユーロ | 147×82mm | バロック・ロココ時代 |
 | 200ユーロ | 153×82mm | 鉄とガラスの時代 |
 | 500ユーロ | 160×82mm | 20世紀の近代建築 |
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 -この紙幣を見てお気づきのようにここでは「2」の紙幣が2種類ありますが、[[アメリカ]]のドルなども同様に「2」の紙幣があるので、日本で発行された2000円札と言うのも、世界的にみたら特別な紙幣ではないのです。
 
 *ポンド・ドル・円 [#j9fa6c02]
 -ユーロを表す記号として「C」に横線を二本入れた物が使用されています。~
 これは同じように通貨を意味するアメリカ《ドル:$》イギリス《ポンド:£》そして日本の《円:¥》と同じパターンです。(ワープロ文字の関係で$£などは1本線になっていますが、本来は二本です)~
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 -▼ポンドのマークは「L」が元になっていますが、これはポンドを使う前のイギリスの通貨単位がライブラ「Libra」と言う物で、この頭文字の「L」を記号化した物です。この時に使用していたマークは国民の間には「£=お金」と言う定着したイメージになっていたので、ポンドになってもそのまま使用されているのです。~
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 -▼ドルの記号「$」で「S」に引かれている二本の線は、スペイン王フェリペ五世の王紋であるヘラクレスの二本柱、地中海と大西洋を結ぶジブラルタル海峡の南北にある岩頭「ヘラクレスの柱」を表すものと云われています。つまりスペインの貨幣がジブラルタル海峡から大西洋を経てアメリカ大陸に流入していた時代の名残と云うことです。~
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 -▼日本の通貨記号「¥」は、円を英語で表す時に「EN」だと外人はエンと発音しにくいと言う理由から「YEN」と表記するようになり、そこからとったもの。~
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 -横棒が入るのは、ドルやポンドなどにならった物です。~
 
 
 *更新履歴 [#p2da85b1]
 -2000.02.03.知泉No.127
 
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