[[む]]【ムシャクシャ】
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*解説 [#s51807c1]
-ムシャクシャと言う言葉はそれ以前には「ムサクサ」と言っていた。その言葉は[[井原西鶴]]の書いた文章などにも出てくる。~
実は、江戸時代初期には「ムサムサ」と言う言葉と「クサクサ」と言う言葉が別に存在しているのです。~
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-クサクサと言う言葉は「心が楽しくない」と言う時に使用される言葉でした。
これは「腐る」と言う言葉から発生した言葉で「気持ちが腐る」と言う意味を強調する形で言われたらしいのです。~
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-ムサムサとは形容詞として「ムサムサし」副詞として「ムサムサと」と使われており無精だたしいことや、前述のクサクサした状態になってしまい面白くないと言う意味で使われていました。~
この言葉は現代でも「むさい・むさ苦しい」として使用されている言葉を強調する言葉として出てきたものです。~
その二つの言葉を合成して「ムサクサ」となり、いつの間にか「ムシャクシャ」に変化したのです。~
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-この言葉が起源と思われるものに、毛などが無秩序に生えている状態を表す「モジャモジャ」や、デタラメな事を表す「メチャクチャ・メチャメチャ」などもあります。~
メチャクチャは漢字で「滅茶苦茶」などと書きますが、これはあくまでも当て字です。~
*更新履歴 [#j8a474da]
-2000.03.17