ポパイ の変更点


 [[ほ]]:ポパイ(ぽぱい)
 #counter(today)
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 *母親たちの味方のヒーロー [#v619abaf]
 -ポパイと言うと現在40代ぐらいの人にとっては子供の頃にアメリカ産のアニメーションとしてよく見ていた物だと思います。~
 そのアニメは、ポパイが窮地に陥ったときに[[ほうれん草]]の[[缶詰]]を食べ、その途端にパワーアップ!で、たちまち敵をなぎ倒すと言う単純明快なヒーロー物でした。~
 そして、[[野菜]]嫌いの子供を持つ親にも歓迎され「ほうれん草を食べないとポパイみたいに強くなれないわよ」と言うのが決まり文句でした。~
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 *最初は暴れ者の脇役 [#nda6d436]
 -しかし、実はポパイと言うキャラクターはもともと主役では無かったのです。~
 一番最初は1929年に[[新聞]]で連載の始まった漫画『シンプル・シアター』の脇役のセーラーマン(水夫)で、さらに常に強烈な皮肉や憎まれ口を言い続ける不良水夫と言う役だったのです。~
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 -しかし、毎回の様に[[漫画]]の中で暴れ回り、結局みんなを助けると言う乱暴者で憎まれているけれどイザとなると頼もしいヤツという、ドラえもんで言えばジャイアンみたいな役回りになったのです。~
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 -それがいつの間にか読者の子供達に人気を得て、主役級の扱いになっていったのです。が、子供達に人気があると言うことで、乱暴な言葉遣いに抗議の声が多く、次第に軌道修正して正義の味方になっていったのです。~
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 *食の変化 [#a10d4234]
 -で、ポパイと言うと「=ほうれん草」と言うイメージですが、最初の新聞連載の時点では危機一髪の場面になるとパワーアップアイテムとして食べていたのは[[キャベツ]]でした。~
 初期連載では、危機に直面すると相棒が遠くから投げつけたキャベツを食べて怪力を得るという設定になっていたのです。~
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 -ところが人気が出たので、1933年にフライシャー兄弟というアニメ制作者が短編アニメをシリーズとして制作する際、もう一度設定を見直そうということになったのですが、「キャベツというかなり大きい物を相棒がいつ手に入れるのか、どこに隠し持っているのか?」と言う問題が出たのです。~
 それが不自然だという事になって、考え出されたのが当時アメリカでは一般的だった「ほうれん草の缶詰」。これならば携帯していても問題がない。と言うことでキャベツからほうれん草へと設定が修正されたのです。~
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 -そして、そのために、キャベツを投げるためだけに存在していた相棒も必要ではなくなり、その漫画のレギュラーから外されることになったのです。(記2000.10.15)
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 *ポパイの豆知泉 [#q6224b13]
 -ポパイが初めてアニメになったのはベティ・ブープ作品のゲストだった。
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 -日本でポパイのアニメが放送された頃ほうれん草を食べさせる為に親たちが利用した。実は元々アメリカで菜食主義啓蒙番組として作られた物。
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 -ポパイの大好物は「ほうれん草」と言う事になっているが、連載初期は「キャベツ」だった。
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