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[[へ]]【ヘナチョコ:粘土猪口】 #counter(today) *意味 [#ve197bc9] -未熟だとか、劣等だとか、言う意味で相手を[[馬鹿]]にする時に使う言葉。~ *語源 [#n1f3ca39] -明治13年頃、野崎左文や山田風外などが、神田明神に開業した開花楼に登り酒を飲んだ。~ その時出てきた盃は、外側が[[鬼]]の面で、内側にお多福の面があると言う凝った物だった。~ 面白い盃なので、これで[[酒]]を飲もうと酒をなみなみと注いだところ、酒が盃に出来た傷からじくじくと染み込んで流れ出てしまった。~ そこで「これは見かけに寄らない劣等な盃、へな(粘土)で出来た猪口(おちょこ)だのう」と言う事になり、見かけ倒しの物に対して「ヘナチョコ」と言う言葉が生まれたと言われています。~ -それが花柳界で広まり、その後に一般的になった言葉です。 *更新履歴 [#a84a5382] -1999.00.00