ブス の変更点


 [[ふ]]【ブス】
 #counter(today)
 
 *ブスの豆知泉 [#zba43da3]
 -イギリスの首相だったチャーチルは毒舌で有名だった。~
 ある時、女性議員から「呑んだくれ!」とヤジを飛ばされたチャーチルが一言、「明日の朝になれば俺はしらふに戻るが、君の不細工は直らん!」
 -----
 -女性の外見で判断するレベル(田島陽子先生ごめんなさい)~
 佳人>麗人>美人>並上>並>並々>並下>醜女:ぶす>違面:いづら>面誤:つらご~
 
 
 
 *意味 [#l458c78e]
 -いわゆる美しくない人の事を指す侮蔑の言葉。~
 
 今では、そのキャラクターが全面に出ている場合は「個性派美人」などと美意識の逆転化現象を起こしている事もある。~
 
 ようするに内面から出てくる物が注目されつつあるのかもしれない、そのために最近は「性格ブス」などと言う言葉も出てきている。
 
 *語源 [#sadeff4d]
 -(語源1):[[狂言]]の「附子・ぶす」と言う芝居が元になっているという説。~
 この話は、主人が外出する際、太郎冠者・次郎冠者と言う二人の召使いに貴重な[[砂糖]]を舐められては困ると思い「これは附子と言う猛毒なので食べてはならぬ」と言いつけておいた。~
 しかし毒ではなく甘い物だと知っている二人は、その砂糖を舐め「大事な品物を壊してしまいましたので、附子を食べて死のうと思いましたが死ねませんでした」と言ってだますという話から来ているという。~
 その中で附子の恐ろしさを語る処で、これを舐めると中毒症状になり、神経が麻痺して[[感情]]や思考能力を失い、無表情な恐ろしい顔で死んでいくと言うのだ。~
 ここで出てくる毒とは症状からトリカブトの毒と言われている。~
 ------
 -この「附子」の狂言はその後、子供にも人気の「[[一休さん]]トンチ話」の一話に流用されている。~
 この説が現在では定番となっているが、それ意外にも説はある。~
 -----
 -(語源2):単純に「不細工」と言う言葉から出来たと言う説。~
 顔の造形が整っていない状態を「不細工」と予備、この言い方が短縮化されて出来たのがブス
 -----
 -(語源3):「無粋」と言う言葉から出来た言葉と言う説。~
 -----
 -(語源4):いつも不機嫌そうにブスッとしている人を差して「ブス」と読んだと言う説。
 -----
 -(語源5):辞書には「ぶすけ」が詰まったという説明があったが「ぶすけ」の用例が見つからない。
 
 
 *ブスの豆知泉 [#je661e14]
 -「ブス」の語源の1つにもなっているトリカブトから作られた毒は、体内に入るとたちまち脳をやられて無表情になることからきている。
 -『三十六歌仙絵巻』で美女である小野小町は後ろ姿。見る人が想像力を働かせるので、誰が見ても美人である。一方横を向いているのは清少納言。「枕草子」にある中宮の冗談からブスだったという俗説が生まれた。猛毒のブスは匂いをかいだだけで死んでしまうので、太郎冠者次郎冠者は扇であおぎながら中身を確かめる。こちらを向いていると息が掛かる、といって後ろ向きは美女なので……清少納言は横向きになった。
 -江戸時代には「ふぐ」「ぼたもち」が使われていて「ぶす」という語は見えない。用例が新しいので、近代に入ってから用いられている語か。
 
 *英語では家庭的? [#p57c6df9]
 -英語で気を付けなければいけない表現が時々あるが、アメリカにはスラング的に歪曲された言葉が時々ある。~
 たとえば一般的に英語で『家庭的』を意味する《Homely:ホームリィ》と言う言葉がアメリカでは『不器量な為に結婚することもなく家で過ごす女性』的な意味を持つ場合もある。~
 -----
 -実際に英語で不器量を意味する言葉は《Ugly》だったりするが、「家庭的=結婚したらいい奥さんになる」と言う意味で誉め言葉を言って嫌われる可能性もあります。~
 
 *更新履歴 [#xeb269ed]
 -2000.03.27
サーチ:
キーワード:
Amazon.co.jp のロゴ