ビタミン の変更点


 [[ひ]]【ビタミン】
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 *ビタミンの豆知泉 [#v71c5436]
 -ビタミンB・Cは水溶性なので摂りすぎても問題はないが、A・D・E・Kなどの脂溶性のものは体内に蓄積され、過剰症になることがあるので注意。
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 -中国語ではビタミンを「維太命」と書く。これは「命を維持する」という意味。
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 -ビタミンというと必ずアルファベットが付いていると思われがちだが、「パントテン酸」「リポ酸」「イノシトール」「オロット酸」「コリン」などもビタミンの一種。
 
 *ビタミンの名前の付け方 [#ne32c0bb]
 -ビタミンと言うのは栄養素の一つで、生物の生存上微量ながら絶対に必要な有機化合物です。そんな必要不可欠な栄養素でありながら、体内では合成されず、摂取しなければいけないもののことをいいます。~
 そのビタミンにはA、B、Cなどとアルファベットが付けられていますが、最初このアルファベットは発見された順に付けられていた物だったのです。~
 しかし、その後様々なビタミンが発見されていくうちに複雑な物になってしまったのです。
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 一番最初に発見されたビタミンは、1910年に日本の鈴木梅太郎博士が発見・発表した「オリザニン」という名の物質だったりします。が、これは現在「ビタミンA」ではなく「ビタミンB1」と呼ばれています。~
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 -オリザニンがビタミンB1になったのは、鈴木梅太郎が発見したものと同じ物質をポーランドのフンク博士が、翌年1911年に発見して、《生命:vita 》に必要な《アミン:amine》 という意味で「ビタミン」と命名した事で、ビタミンと言うものが認識されるようになったのです。~
 その時点ではまだ2つめのビタミンが発見されていなかったので、ただ単純に「ビタミン」と呼んでいればよかったのですが、1915年にアメリカの生化学者マッカラムがビタミンには色々な種類があり、それには脂に溶けるものと水に溶けるものがあると発表したのです。~
 そこで、脂溶性のものをビタミンA、水溶性のものをビタミンBと分けることにしたのですが、鈴木梅太郎博士が発見したオリザニンは水溶性だったために最初のビタミンでありながら「ビタミンB」と命名されたわけなのです。~
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 -水溶性であるビタミンBは、現在、B1〜B12まで番号がふられていますが、これは、最初に発見されたビタミンB(オリザニン)と同様の性質を持つビタミンに、発見順に番号をふったからなのです。~
 
 *ビタミンの欠番 [#aab214a4]
 -今現在ビタミンの種類にはA・B・C・D・E・Kがありますが、以前は、途中抜けているF・G・Hもありました。~
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 -しかし、ビタミンと言う物質は微量物質なので成分を正確に分析するのが難しいのですが、命名された後で研究が進む内に「それはビタミンではない」と判明したためにナンバリングからハズされ、現在のように欠番になってしまったのです。~
 -ビタミンFはビタミンではなく、須脂肪酸であるリノール酸と同様の物資である事が判明してハズされました。~
 -ビタミンG・Hは確かにビタミンだったのですが、研究の結果、新たな物ではなくビタミンB群に含まれる物だと言うことが判明したのです。~
 -I・Jは元々無く、もっとも新しく発見された「ビタミンK」の場合はアルファベットの順番を無視して、血液凝固を促進させる作用のあるビタミンだと言うことで、ドイツ語で凝固を意味する言葉の頭文字《K》からとられていたりします。~
 
 *更新履歴 [#qd739204]
 -2000.00.00
 
 
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