[[と]]【とんぼ:蜻蛉】[[虫]]
#counter(today)
*語源 [#a8c15879]
+飛び坊主と呼ばれていたのと言う説があります。それが「飛坊」→「とんぼう」→「とんぼ」と変化したのです。
+別の説では「飛ぶえんば」と言う言葉がもとになっていると言う物があります。「えんば」とは「重ン羽・えんば」でその姿を意味して、いまでもトンボの事を「えんば」と呼ぶ地方もあるそうです。
*漢字 [#qb33402a]
-[[漢字]]では「蜻蛉」あるいは「蜻蜒」と書きます。~
これは中国での表記をそのまま日本に持ち込んできた物で、日本語的に読んだ場合「とんぼ」とは読むことは出来ません。~
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-中国では「蜻」「蛉」「蜒」のどの文字も一字だけでとんぼを意味しています。しかし一文字だけだと発音上聞き分け難いと言うことで中国では同じ意味の文字を並べて一つの言葉にする事があります。~
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-同じパターンの物に「蜘蛛・くも」「蟷螂・かまきり」「蚯蚓・みみず」などがあります。~
*古語 [#k1666961]
-とんぼは古語で「あきづ・あきつ」「えば」などと呼び、現代でも方言では「あきず」「えば・えんば」などと呼ぶ地方があります・「あきつ」とは秋に活動するからだとか、アキが[[黄色]]を意味していたとか諸説があります。~
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-「えば・えんば」は漢字で書くと「重羽」で、左右の羽が二枚ずつあるからだと言われています。~
*更新履歴 [#zb3c8145]
-2000.00.00