[[す]]【ストライキ】
#counter(today)
*イギリスで起こったケース [#a0a625dc]
-[[1961年]]:アメリカ資本の[[自動車]]メーカー・フォードのイギリス工場で会社側の作業の合理化に関する規制の為に労働者から不満の声が出て、一大ストライキに突入しかけると云う事件がありました。~
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-その理由は会社側の打ち出した「午前午後2回あるティータイムの廃止」と言うものだったのです。~
-イギリス人はなによりもティーブレイクを大切にする国民として知られており、午前と午後に10分間の[[紅茶]]を飲む時間があったのです。それも、各自自主的と言うものではなく工場内をトロリー車が回ってお茶を配るという物だったのです。~
-そのティーブレイクの為に仕事が中断してしまうことが、アメリカ型の合理化を推し進める会社側には悩みの種だったのです。~
-しかし、イギリス人にはティーブレイクは絶対に欠かせない習慣だとしてストライキ突入しそうな勢いだったのです。~
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-そこで会社側も少しだけ折れて「では休憩は10分ではなく5分にしてもらえないか?」と云う案を出したのです。~
-しかし、そこも頑ななイギリス人らしく「たった5分間で人間らしくお茶が楽しめるか!」と自分たちの意見を曲げずに、ティーブレイクはそれまで通りに行われることになったと云います。~