シャーロック・ホームズ の変更点


 [[し]]【シャーロック・ホームズ】
 #counter(today)
 
 *シャーロック・ホームズの豆知泉 [#s7504a36]
 -シャーロック・ホームズと言うと鳥打ち帽子をかぶっているイメージだが、原作の中では普段はシルクハット。郊外に行くときしか鳥打ち帽子はかぶらない。
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 -シャーロック・ホームズの相棒ワトソンは第1作目で肩口に銃弾を受け腕が少々不自由とあるが、2作目以降では足と言う話になっている。
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 -オリジナル版「シャーロック・ホームズ」の挿絵画家として有名になったシドニー・パジェット。~
 実はこの仕事は同じく画家をしている兄のウォルター・パジェットに回されるはずだったのだが、コナン・ドイルからの依頼文を、編集者が間違えて渡したことがキッカケ。
 
 *ホームズ復活・バリツという謎の格闘術 [#j676cecb]
 -[[1894年]]に書かれたシリーズ『最後の事件』で、シャーロック・ホームズは宿敵モリアーティ教授と[[スイス]]のライヘンバッハの滝でもみあいになった末、2人ともに谷底に転落して死亡したということになっていました。~
 実は作者コナン・ドイルはもう推理小説を書くのに飽きてしまって、人気があるこのシリーズもここで終わりにしようと考えてしました。(そのためのタイトルなのですが)~
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 -しかし現在も世界各地に熱狂的ファンがいるこのシリーズ、当時から熱狂的に支持している人が多く、終了を惜しむファンがホームズの葬儀を開いたり、中にはドイルに脅迫状を送りつけた人もいたと言われています。~
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 -とりあえず、その作品から9年後の[[1903年>1903年]]にホームズが登場する『バスカヴィル家の犬』という長編を書いたのですが、この物語での時間は『最後の事件』より前のエピソードとなっていて、多くのファンは「でも最終的にホームズは滝に落ちて死んだと言うことなのか?」と納得しなかったのです。
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 -そこで、短編集と言う形でコナン・ドイルは『シャーロック・ホームズの復活』を書き上げ、ここで実はホームズは死んでいなかった。と言う設定を作り出したのです。~
 -ロンドンにもどったホームズは、『空家の冒険/The Adventure of the Empty House 』の中で、ワトソンにこう説明しています。~
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 -I have some knowledge, however, of baritsu, or the Japanese system of wrestling, which has more than once been very useful to me.~
 実は私にはバリツと言う日本式の格闘技の心得があって、それが非常に役に立ったのだよ、ワトソン君。~
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 -この「バリツ/baritsu」というのは通常の翻訳本の中では《柔道》と書かれていて、一般的にもそうなっているようです。~
 例の滝の上で、モリアーティ教授ともみ合った時に、一緒に滝壺に落ちたのではなく、投げ飛ばしたと言うことになっているので、投げ技、あるいは巴投げのような方法を使ったのかと考えられます。~
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 -実は、当時、バートン=ライト(E.W.Barton-Wright)と言う武道家が、日本の柔術の技法を取り入れた護身術を《bartitsu》と名付けてロンドンで教えていて、その紹介記事を[[雑誌]]に載せていたと言うのです。~
 しかも、その雑誌ではコナン・ドイルも小説を発表した事があるのです。~
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 -そこから、ドイルが《bartitsu》を紹介する記事を読んでいた可能性は高く、小説中の《baritsu》と言うのは《bartitsu》の誤記、あるいはワザと名前を若干変更して使用したのでは無いか?と言われています。
 
 *更新履歴 [#p4b10142]
 -1998.00.00
 
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