[[さ]]【さつまいも:薩摩芋】
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*分類 [#a719f7ae]
-学 名:IPOMOEA BATATAS~
分 類:ヒルガオ科サツマイモ属~
別 名:甘藷・琉球芋・唐芋~
外国名:英語:AWEET POTATO~
仏語:PATATE DOUCE~
独語:SU SSE KARTOFFE~
*原産地 [#qdb6297e]
-さつまいもの原産地は中央[[アメリカ]]です。~
それがアメリカ大陸を発見した[[コロンブス]]によって[[スペイン]]へ持ち帰られたのですが、その後は[[フィリピン]]→[[中国]]→[[琉球]]を経て[[元禄時代]]の[[九州]]地方に上陸したとされています。~
*さつまいもの豆知泉 [#k69bcdf5]
-[[ナイジェリア]]・ヨルパ族の子供の4.5%が双子(世界平均の10倍近い)。~
ヨルパ族の主食のサツマイモに卵胞を刺激するホルモンが豊富に含まれている為なのでは?と研究されている。
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-上演1500回の放浪記で、[[森光子]]が食べたさつまいもは150Kg。
*語源:いも [#z790f6d2]
-語源は、南アジアでイモのことを「ウビ」と言う~
それが→ウム→ウモ→イモと変化して日本に伝わったと言われている。~
別の説では「妹(元々婦人と言う意味)」と同じ語源で、子孫を繁殖すると言う意味だと言う物もある。
*語源:薩摩イモ [#z978bf70]
-[[江戸時代]]、[[鹿児島県]]で栽培されていた事から今の鹿児島県の旧国名「薩摩」の
イモと呼ばれる様になった。~
しかし、ご当地の鹿児島では薩摩イモがやってきた場所の名前を取って「唐イモ」「琉球イモ」と呼ぶ。~
*十三里って [#lc626c6b]
-さつまいもは元禄時代に九州地方にやってきたと言われていますが、このさつまいもを栽培していた為に、[[対馬]]などでは餓死した者がいないとされ、それを聞いた[[青木昆陽]]がさつまいもの栽培を幕府に提案した為に、日本中でさつまいもが栽培されるようになり、一般庶民が食べる食材になったと言われています。~
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-宝永年間には、[[京都>京都府]]に《[[焼き芋>石焼き芋]]屋》が登場し、その看板には「[[栗]](九里)に近い旨さ」と言うことで《八里半》と書かれていました。~
-その後、寛政年間に江戸にも焼き芋屋が登場するのですが、やはりここでも《八里半》と言う看板が出されていました。~
-その後、小石川に出来た焼き芋屋はさらにひねって有名な口上にもなった「栗(九里)より(四里)旨い」と言うことで《十三里》と言う看板を出して大評判になったのです。~
*10月13日:さつまいもの日 [#s7d5b877]
-[[埼玉県]]川越いも友の会が制定した記念日。~
10月はサツマイモの旬で、「13」は昔から言われる『栗より(9里.4里)旨い13里』と言う言葉から13日を選び出したと言う。~
(→[[10月13日]])
*サツマイモに塩をつけて食べる [#j1223488]
-サツマイモに[[塩]]を漬けて食べると、甘さが引き立ってさらにおいしく感じることが出来ます。~
さらに栄養学的に合理的な食べ方なのです。~
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-サツマイモは[[カリウム]]の多い食品です。人体にカリウムが多く蓄積されると、[[腎臓]]の働きで[[血液中>血液]]のカリウムが尿と共に排泄されてしまいます。~
その時、カリウムと[[ナトリウム]]は性質がよく似ているために、区別されずに一緒に排泄されてしまいます。~
その結果、カリウムは一定量、体内に残るのに比べナトリウムが不足してしまうのです。~
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-そこでサツマイモに塩をつけて食べるというのは、自然にナトリウムも補給していると言う合理的な食べ方になるのです。~
*更新履歴 [#pc4515e3]
-1998.00.00
-2000.06.28(十三里)