[[お]]【オリーブ】
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*伝説 [#kd78fc54]
-[[地中海]]沿岸を輝く[[緑色>緑]]に染め上げるオリーブ。~
このオリーブを国花にしているのは[[ギリシャ]]です。その[[ギリシャ神話]]のなかに次のような話がある。~
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-ある都市をめぐって二人の神様、海神ポセイドン、知恵と道徳の女神アテネのあいだで奪い合いになった。そこで、二人は神々の前で、より役立つものを差し出した方がその都市を獲得できるという条件で決着をつけることになった。~
ポセイドンが差し出したのは[[馬]]。アテネはオリーブの葉を差し出した。神々の判定はオリーブを持ってきたアテネにあがり、アテネはこの都市を手に入れることができた。~
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-この都市こそが[[ギリシャ]]の首都アテネ。オリーブは[[馬]]よりも役に立つ貴重なものなのです。
*1903年の流行色は「オリーヴ色」~ [#vf1d831b]
-それまで流行っていた紫紺色(しこんいろ)から、[[1903年]]冬には流行色がオリーヴ色に変化した。そのブームは洋服だけではなく博多友禅などにも及んだと言う。
-当時の国民新聞の[[12月15日>http://tisen.jp/dkg/query.php?KeyDate=12/15]]号には「数年前一部分の流行を見せたる事もあり、去年の冬、関西にてその勢を挽回し今年は東京にまで侵入するに至りたり」と書かれている。
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-この当時オリーヴ色は日本語訳で「橄攬色(かんらんいろ)」や「目白色」などと呼ばれた。挙げ句の果てはオリーヴに[[漢字]]を当てて「織部色(おりべいろ)」などとも呼ばれた。
*更新履歴 [#ze90cb6e]
-2000.06.10