[[う]]【ウィスキー】
#counter(today)
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*解説 [#lb30bb48]
-[[大麦]]や[[ライ麦]]や[[トウモロコシ]]からつくられる洋酒。~
12世紀に[[アイルランド]]でつくられたのが最初で、17世紀になってから[[スコットランド]]でも造り始められ[[ヨーロッパ]]に広まった。
*語源 [#bfca12c9]
-古代のアイルランド語の言葉で『命の[[水]]』と言う意味の「ユシュゲ」が語源。~
日本には19世紀に伝わり、最初は「ウィスケ」と呼ばれた。~
*知識 [#fadb1eb9]
-ウイスキーと呼ばれる物のボトルを良く観察していると『whisky』と『whiskey』という2通りのつづりがある。~
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-[[アメリカ]]で -ky で終わるウイスキーといえば、スコットランドのスコッチウイスキーを指します。~
スコッチウイスキーは、大麦や燕麦(えんばく)を材料にして、ピート(泥炭)を燃やして発酵させて、その特有の香を移して蒸留させてから熟成させた物です。~
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-カティサーク、ジョニーウオーカー、ヘイグなど、いわゆるスコッチウイスキーは『whisky』。~
-一方、ケンタッキーウイスキーの I.W.ハーパー、ワイルドターキー、フォーローゼスや、テネシーウイスキーと呼ばれるジャックダニエルなどの、いわゆるバーボンは『whiskey』と区別しています。~
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-バーボンの原料はトウモロコシが主です。これに麦を加えて、ケンタッキーなどの石灰分の多い水を加えて、発酵させ蒸留させた物です。~
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-この2つ以外にもアイルランド産アイリッシュウィスキーや、カナダ産カナディアンウィスキーがありますが、アイリッシュは『whiskey』、カナディアンは『whisky』と表記するのも一般的です。~
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-近年は日本産のウィスキーも多くで回っていますが、日本産の場合は『whisky』と表記されます。~
これは日本のウィスキーの製法がスコッチウィスキーを手本にしていた為です。
*更新履歴 [#n060a746]
-1999.12.15.知泉No.088
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