[[り]]:竜胆(りんどう(Gentiana))
#counter(today)
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*薬としてのリンドウ [#z793d55d]
-晩秋に咲く[[紫色]]で釣り鐘状の花、リンドウ。~
このリンドウの[[根]]には健胃作用があるのだが、もの凄く苦く、まるで竜の《肝:きも》の様だと(どの様な根拠か判りませんが)言われ、『竜肝根:りゅうたんこん』として胃薬として昔から使用されている。~
その為にリンドウを漢字で書くときは『竜胆』と言う、どう転んでもそうは読めない[[漢字]]が当てられている。~
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*リンドウの伝説(日本編) [#lf563ed0]
#ref(http://tisen.jp/tisen/g03/60568.gif,around,nolink)~
-このリンドウの根が[[薬]]になった経緯には伝説が残され、[[日光]]に伝わる『二荒縁起:ふたらえんぎ』に書かれている。~
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-その昔、日光の山中に1匹の[[ウサギ]]が現れリンドウの根を掘っていた。そこに病人の為に[[山菜]]を取りに来た《役小角:えんのおづぬ》と言う人が通りかかり、無心に根を掘っている理由を尋ねた。するとウサギは~
「ご主人様が病気で苦しんでいるので持ち帰ろうとしているのです」~
と答えたので、小角は半信半疑でこの根を持ち帰り、病人に飲ませてみたところ、驚いた事にその病気は治ったと言うのです。~
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-このウサギは二荒の神が姿を変えていた物で、病気の治療法を伝授してくれたのだと言う。~
#clear
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*リンドウの伝説(海外編) [#sdd360e8]
-紀元前180〜67年にイリュリア(アドリア海沿岸の国)を納めていたジュンテウス王は、領民が[[ペスト]]に苦しんでいるために、神に特効薬を与えてもらおうと聖なる山野に分け入って祈りを捧げた。
「どうかお願いします」と祈りながら、矢を放つと、その矢は山野に咲いていたりんどうの根に刺さったという。
そこで、りんどうを持ち帰りその根を煎じて薬としたとされています。
そこからリンドウの英名がジュンテウス王からとられた《GENTIANA》となったとされています。
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*リンドウの誕生花と花言葉 [#j4e0593d]
-当サイト内の[出来事DB]には、それぞれの日に《誕生花と花言葉》という物がかかれていますが、それは色々な文献をチェックして集めた物です。~
実は《誕生花&花言葉》という物はキッチリと制定された物ではなく、出版社ごと、著者ごとに勝手に考え出した物で、文献によって全然違うことが書いてあります。~
ということで、サイト内には複数(多い日によっては7つ程)かかれてます。~
そんな中で《リンドウ》が誕生花とされている日と、その花言葉一覧です。~
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+08月16日○タマリンドウ…………贅沢~
+09月12日○リンドウ………………淋しい愛情~
+09月16日○リンドウ………………悲しむ君が好き~
+09月18日○リンドウ・白…………的確~
+09月20日○リンドウ・紫…………正義~
+10月03日○リンドウ………………悲しみにくれるあなた~
+10月20日○リンドウ………………正義・的確~
+11月21日○リンドウ………………本当の優しさ~
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* [#p40a6322]