ようかん の変更点


 [[よ]]【ようかん 羊羹】
 #counter(today)
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 *ヨウカンの語源 [#veafe2bd]
 -[[漢字]]で書くと「羊羹」で「ひつじ」と言う字が使われている。~
 つまり[[羊]]の肝臓にその形態がよく似ているからだと言われている。~
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 *ヨウカンの知識 [#n5786959]
 -[[和菓子]]としてのヨウカンは[[1589(天正17)年>1589年]]に京都伏見の駿河屋岡本善右衛門が創案した物とされています。~
 しかしそれ以前からヨウカンという物が食べられていました。~
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 -といっても現在の和菓子としてのヨウカンとは別物の、お汁の中に浮かべて食べるヒツジなどの肉を使った食べ物で、同じ名前の『ようかん:羊羹(恙美)』と呼ばれていました。~
 これは平安時代末期・鎌倉時代初期に中国から入ってきた食べ物だったそうです。~
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 -因みにヨウカンを漢字で書くと「羊羹」となりますが、この「羮」という文字は[[中国]]の天心にもある「あつもの」と呼ばれる物で、羊羹の元祖は古代中国北東部に住む遊牧民が食べていた羊肉を煮込んだ汁の事だったのです。~
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 -これが日本に入ってきた当時、[[仏教]]思想の影響で鳥獣の肉を食べる事が禁じられ始めた頃だったために、形を真似る意味で、[[小麦粉]]に[[小豆]]を入れたり、モチ米の中に擂った[[山芋]]を入れた物を蒸して、羊の肝のような形に成形して代用していました。~
 それに甘みを加えるようになり、徐々に色や形など趣向を凝らしたお茶請け菓子として変化して行きました。~
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 -その後、室町時代後期に蒸し菓子だった物から、練り菓子へと技巧が変化し、戦国時代のまっただ中の1589(天正17)年に京都伏見で和菓子として完成したとされています。~
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 -ちなみに同じ様な物で蒸して作ると言うと「ういろう」があるので、どこかで羊羹とういろうに分化したのかも知れません。~
 ちなみにういろうの方が甘みは少なく、ヨウカンが固める材料に[[寒天]]を使用しているのに対して、[[米]]の粉が主原料になっている。~
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 *ヨウカンの豆知泉 [#ac27a5ea]
 -日本海軍が所有していた[[戦艦大和]]の中には、[[ラムネ]]工場とようかん工場があった。~
 戦前の大型艦には消火装置の炭酸ガスを利用したラムネ製造機があったらしい。~
 ちなみにアメリカの空母ミッドウエイ艦内には[[コカコーラ]]の工場がある。
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 *更新履歴 [#q7a736b9]
 -2000.00.00.知泉
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