[[も]]【もんどり打つ】
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*語源 [#f747dd53]
-ドラマの格闘シーンなどで、悪役が飛びかかって来た物を主人公などが軽くあしらい、その次の瞬間ふわりと悪役の体が回転して倒れ込む。と言う事がある。~
現実の格闘ではありえない、いわゆる元々は舞台演劇からきたお約束的な芝居(偽倒)なのだが、その派手な倒れかたなどを指して「もんどり打って倒れ込む」などと表現する。~
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-この「もんどり」を[[漢字]]で書くと《翻筋斗:もんどり》となる。「翻」はひるがえると言う意味です。つまり、体をひるがえらせる=とんぼ返りをすることなのです。~
この「もんどり」とは元々「もどり」と言う言葉がいつのまにかリズム感を加えて「もんどり」になった物です。~
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-で、さらに「もどり」は「戻る」と言う言葉ではなく「本取:もとどり」が語源だと言われています。~
この本取とは、[[侍]]などが髪の毛を束ねている場所の事を言います。~
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-つまり、投げられた際に、ぐるりと回転して倒れ込んだ時に、[[頭]]から地面に落ちるとこの[[髪の毛>毛]]の付け根を地面にぶつけてしまうことから「本取を打つ」となり、現在の「もんどり打つ」になったのです。~
*更新履歴 [#n36c3f31]
-2000.08.12
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