[[ま]]【まねき猫】
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*9月29日:招き猫の日 [#q11afc7a]
-[[1995(平成7)年>1995年]]に日本招猫倶楽部が制定した日です。~
なぜ[[9月29日>http://tisen.jp/dkg/query.php?KeyDate=09/29]]なのか?というと《来る福:くる(9)ふ(2)く(9)》の語呂合わせからです。
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-まねき猫の日には[[三重県]]伊勢市で色々なイベントが開かれるほか、[[愛知県]]瀬戸市でもまねき猫のイベントや展示会をおこなうようになった。瀬戸市はもちろん焼き物で有名なところで、瀬戸焼きのまねき猫の産地としても有名なところである。~
この日を中心に、伊勢の「おかげ横丁」の招き猫まつりなど、全国各地で記念行事が開催されます。~
*解説 [#k583ab9c]
-商売繁盛の縁起物として日本では古くから愛されている物に、片手を上げたポーズの[[猫]]の置物「まねき猫」がある。今でも商店の目立つ場所や、家庭の床の間などに飾られている。~
このまねき猫、右手をあげている物はお金を招き、左手をあげている物は人を招くと言われていて、どちらにしても商売繁盛の縁起物ということになる。~
最近では両手をあげているチャッカリしたまねき猫もある。
*招き猫の由来 [#z813b7e8]
-江戸時代、大老として徳川家を支えた《[[井伊直弼]]:いいなおすけ》の先祖《井伊直孝:いいなおたか》が関係しているエピソードが、まねき猫のルーツと言われています。~
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-ある日、鷹狩りに現在の世田谷へ出かけた時の話、現在は住宅街の世田谷ですが、当時は鬱蒼とした原野が続いていた土地です。ここで井伊直孝は突然のドシャ降りに見舞われてしまったのです。~
そこで仕方が無く、荒れ果てた寺があったのでその門のところで、井伊直孝一行は[[雨]]が上がるのを待っていた。~
すると寺の奥から一匹のねこが現れて、手招きをするのです。~
「いったい何だ?」と井伊直孝たちがその猫のまねく方向へ歩を進めた瞬間、さっきまで雨宿りをしていた門に激しい[[落雷>雷]]があったのです。~
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-その猫が招いてくれなければ、当然の如くその雷に一行はやられていたハズ・・・・とゾッとし、それと同時に猫に感謝をしたのです。そして、その話は広まり猫が守り神として奉られるようになったのです。~
ちなみに、その井伊直孝が雨宿りをしていた世田谷にあった荒れた寺とは、現在は立派なお寺になった豪徳寺で、その事に感謝をした井伊直孝はそこを菩提寺として再建したのです。~
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-現在、その参道の脇には、元祖まねき猫を奉ったお墓もあります。
*更新履歴 [#z3f71307]
-2001.04.08