のたうつ の変更点


 [[の]]【のたうつ】
 #counter(today)
 
 *意味 [#j538c6b0]
 -苦しんでもがいている様子を表した言葉。~
 
 *語源 [#pfbdc753]
 -この『のたうつ』という言葉は江戸時代以前には『ぬたうつ』と言われており、もともとは人間が苦しみもがく様の言葉ではなかった。~
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 -ここで言われる『ぬた』は《沼田:ぬまた》の意味で、イノシシ狩り猟の方法の一つに「ぬたまち」という物があった。~
 [[イノシシ>猪]]の習性の中に、体を冷やしたり、アブや[[蚊]]に刺されないように沼田におりてきて泥あびをするという物がある。~
 そこを待ちかまえていて捕まえる猟法を「ぬたまち」と言い、イノシシが泥の中に転がり身をよじりながら泥あびをしている姿を「ぬたうつ」と呼んだのです。~
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 -それがいつしか、そのような様子をする人間にも使われるようになり、現在の「のたうつ」になっているのです。~
 
 *雑学 [#x1a1a8bc]
 -元々「のたうつ」と言っていたのを強調して『のたうち回る』と言うようになったのは江戸時代の事。~
 十返舎一九の『[[東海道中膝栗毛]]』の中では「おつぼはそこらをのた打ちまはり苦しみたるが」と書かれている。~
 
 
 
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