[[こ]]【こたつ:炬燵】
[[こ]]【炬燵・火燵・火榻】コタツ
#counter(today)
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*こたつ [#vf11b2d5]
-床に炉を設け、上にやぐらを置き、布団を掛けて暖をとる物。
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-こたつの漢字表記は一般的には「炬燵」ですが、その他に「火燵」、もっと古くは「火榻」と複数ありますが、日本で考案された暖房器具という事で、これら漢字表記も日本独特の物。
-起源は[[室町時代]]の禅宗が考案し、広めた物と考えられている。~
燵は国字。
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-こたつの語源は、こたつのやぐら部分が牛車の乗り降りに利用する踏み台「榻(しじ)」に似ていることから「火榻子」と漢字表記し、それを禅僧が唐音で読んだ「火榻子(くゎたふし)」に由来すると考えられている。
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-この「火榻子」由来の語源が少し難しいという事から、炉やかまどの前に小さな脚立をおき、そこに座って暖をとった事から「踏立(けたつ)」や「脚立(きゃたつ)」が語源。という説がよく紹介されるが、実際にはこれは後付の説とされている。
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*炬燵 [#aac0b35a]
-掘り炬燵を考案したのは外国人。
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-コタツの元々の姿は[[室町時代]]頃に考え出されたものだと言われています。~
当時の物は囲炉裏(いろり)に火が燃え移らないような駕籠などをかぶせ、それに布などを掛けた物でした。~
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-最近はあまり見かけなくなった「堀り炬燵」と言う物は、電気コタツ以前は定番として多くの日本人に愛されてきました。~
そのために長年のコタツ文化の結実した結果と思われがちですが、その歴史はそんなに古い物ではありません。~
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-実は明治42年に[[イギリス]]の陶工バーナード・リーチ(1887年香港生まれ)が上野の自宅に造った物が元祖だと言われています。([[志賀直哉]]などがエッセイでこの使い勝手のよいコタツを紹介している。それが一般に普及したのは昭和以降)~
*更新履歴 [#qa28191f]
-1999.00.00