1円玉 のバックアップ(No.2)
い?【いちえんだま:1円玉】
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1円玉の豆知泉 †
- 突然銀行に行って、「1万円札をすべて1円玉に両替してほしい」と申し出ても、支店クラスの銀行では1万円分の1円玉をすぐに用意できるところはほとんどない。
- アルミ1円硬貨の重さは1グラムと言うのは有名だが「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」に基づいて、制令で1グラムと決まっている。
- 1円玉の重さは1グラムなので、1万円分だと約10キロになるので、お持ち帰りの場合は大荷物になる。
- 1年間に作られる一円玉の総数は約12億6000万枚。
- 一円玉の製造コストは2円。当然、割に合わない。
- 例えば道ばたにお金が落ちている時に拾うために消費されるカロリーは約3円分とされる。
その為に、1円玉を拾うのは割に合わない。
※この金額算出に関しては「どのような基準で?」と言う疑問もありますが、一般的な食品カロリーを料金に換算してと言うものらしいです。
- 一円玉の直径は約2センチだが、多くの人が「2センチの円を描け」と言うとほぼ正確に書けるのに「一円玉を描け」と言うと、実際より小さく描く。
これは一円玉を、価値のないものと見ているからだという説がある。
一円玉の木 †
- 一円玉を見て、大きな《1》の数字が書いてある側と、木?が描かれている側のどちらが表か解りますか?
1円玉を表している《1》の数字があるほうが表かと思ってしまいますが、こちらは裏側で、木が描いてある方が表側です。
- このデザインは1954(昭和29)年に一般公募された物で、2581点の中から中村雅美さんの描いた若木の絵に決定し、翌年の1955(昭和30)年に発行されたものです。
この木は若々しく未来への希望を感じさせると言うことで決まったそうですが、作者である中村さんも特定の木をイメージしたわけではなく、漠然と「若木」と言うイメージで描いたものだったのです。
- しかし、ある時、とある神社へ詣でた際にそこの住職から「この境内にある木が1円玉のモデルとなったのです」と、まさかデザインした本人だとは知らずに自慢げに(しかもそこの神社の木がモデルではない)説明をされて苦笑いをした事もあったそうです。
- ちなみに裏側の大きな《1》のデザインは高島登二雄さんのデザインです。
幻の昭和43年 †
- どんなコインマニアにも1968(昭和43)年製の1円玉は見つける事は出来ない。
その理由は、昭和30年代の後半、1円玉不足が続いた事があり大量に1円玉ばかりを造っていたら、こんどは逆に生産過剰になってしまったのである。
- その為に昭和43年は1円玉の製造を1年間中止したのです。こうして1円玉の流通量を調整したため、この年の1円玉はないのです。
関連項目 †
更新履歴 †
- 知泉No.130/1999.02.07