放射線 のバックアップ(No.1)


:放射線(ほうしゃせん)

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放射線の豆知識

  • 昭和初期に「放射線は健康によい」と言う説が出たため、多くの温泉地でラジウムやラドンを含んでいると宣伝文句に書かれた。もちろん体には悪い。

  • 実際そんな宣伝するほど放射能が含まれているわけではないので温泉に含まれている程度では体には良くも悪くもほとんど影響がないのも事実。が日本のお役所仕事のパターンで一度決めた物を撤回できず今でもラジウム温泉は多い。

色々な放射線

  • 放射線(ほうしゃせん)と言っても色々あり、レントゲンに使われる「X線/エックス」から「α線/アルファ」「β線/ベータ」「γ線/ガンマ」などが有名。
    しかし、実際の事を言えば太陽の光も、電波も、音波も、全て放射線で、もちろん赤外線や紫外線も含まれている。

  • 放射線は3つの種類に分類できる。
  1. 宇宙からやってくるもの
  2. 地球自体が生み出しているもの
  3. 人間が地球の物質に手をくわえることで発生するもの

  • この中で、宇宙からやってくる放射線の中で、皮膚ガンの原因にもなるといわれる紫外線も入っているが、それ以外の放射線はあまり気にしなくても良い。
    問題になるは人工的な放射線。特にウランの元素が崩壊して出す放射線、つまり一般的に「放射能」といわれるものが危険なのだ。
    広島・長崎で使用された原子力爆弾の教訓から、戦後は平和利用を考えるようになって来たが、ウランに人工的な核分裂を起こさせ、その分裂の際に出る熱を利用したのが原子力発電。

  • しかし、その平和利用のハズの原子力発電もアメリカ・ペンシルベニア州のスリーマイル島、ロシア・ウクライナのチェルノブイリでの原発事故で、結果的に人間の手に負える物ではないと言う事が露呈されてしまった。
    広島や長崎には、50年以上経った今でも原爆の放射能の後遺症でいまだに苦しんでいる人々がいる。

放射線ホルミシス

  • 放射能は一概に怖い物と言う認識があるが、地球上には自然に放射線を出しながら長い期間をかけて変化していく物質がたくさん存在している。
    もっとも、その放射能はごくごく微量な物で「放射線ホルミシス」と言われている。

  • このホルミシスの微量照射でゾウリムシの増殖を調べてみると、被曝(ひばく)しないほうが増殖率が落ちるという結果が出る。
    地球上の生命体にとって微量の被曝は、その種の保存に必要なことなのかもしれないが、まだこの研究の答えはハッキリ出ていない。

  • 「毒が少量なら薬にもなることがある」という理論と混同されることを、ホルミシスの研究者たちは恐れている。

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