二十四節季 のバックアップソース(No.1)

[[に]]【にじゅうしせっき:二十四節季】[[季節]]
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-[[二十四節季]]●[[春]]●[[夏]]●[[秋]]●[[冬]]

*二十四節季とは? [#nfb1a9a9]
-[[カレンダー]]などで時々「夏至」「冬至」などと言う言葉が出てきますが、あれは昔から言われている季節を細かく分けるもので、1年を24に分けているものです。~
この24節季が誕生したのは、2000年ほど前の[[中国]]でのことです。~
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-農業技術が発達していなかった当時は今以上に季節に敏感でないと、いつ飢え死にしてしまうかもしれないと言う程切羽詰まった問題として、季節を細かく知る必要があったのです。~
そこで春夏秋冬などという大ざっぱな分け方ではなく、1年を24等分して(単純計算で15日ごと)これまでの経験から「この季節はこの種を蒔く」などという事を決めたのです。~
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-その中で基準になったのは、計ればすぐ判るという《夜が一番長く、昼が一番短い日》だったのです。~
その日を冬に至る日と言う意味の『冬至』として、その逆に《夜が一番短く、昼が一番長い日》を『夏至』として認定しました。~
そしてその中間地点の《夜と昼の長さが同じ日》の事をそれぞれ『春分』『秋分』としたのです。~
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-これで、いわゆる四季がハッキリしたのです(冬至を冬の中心の日にする)が、農耕をする場合にはこんな大ざっぱな区分では無いにも等しいと言うことで、その季節の中を細分化することになったのです。そしてそれぞれの季節の中を6等分にして全部で24個に分けたと言うことなのです。~
その中国で誕生した『二十四節季』と言う物が、当時のパターンとして農業の伝来と共に[[日本]]にも当然のように導入されたと言うわけです。~------
-最初は「冬至」あたりをスタートとして考え出された二十四節季ですが、その完成後「やっぱ1年の始まりは春にしたいね」と言うことで、2月4日頃にある「立春」を1年の初めにしたのです。~
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-この日を1年の初めと考える暦は「東洋歴」と言って、日本でも1872(明治5)年に現在の新暦を使い始めるまで使用していました。~
その為に、新暦以後は「五月晴れ」などの言葉は本来の6月の天気を差していたのが誤解されるようになったり、[[新茶>茶]]の摘み頃を差す「夏も近づく八十八夜」なども、新年(立春)からの数え方だったり、ズレてしまうようになりました。~
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-しかし、元々の24節季自体がすでに2000年も前の中国の風土を元にして考えられている物だったりするので、その言葉と現実の季節にはかなりのズレがあったりします。~
実はこの24節季の他に4回《雑節:ざっせつ》と言う物があります、~
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-(二十四節季+4雑節)~

*二十四節季:春 [#af7d1f60]
[[春]]]
-【立春:りっしゅん】2月4日頃~
この日から春が始まるとされています。が、現実の暦の中では一年で一番寒さのキツイ時期だったりします。
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-【雨水:うすい】2月19日頃~
[[雪]]が溶けて空から振ってくるのは[[雨]]になる時期。
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-【啓蟄:けいちつ】3月6日頃~
土中の穴で冬ごもりをしていた[[虫]]が地上に這い出してくる時期。[蟄=もぐる][啓=出てくる]と言う意味の言葉です。
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-【春分:しゅんぶん】3月21日頃~
春を分ける、つまり春のちょうど真ん中と言う意味です。
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-【清明:せいめい】4月5日頃~
清らかに明るい季節が訪れると言う意味。
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-【穀雨:こくう】4月20日頃~
すべての穀物の芽を出させる雨が降る事と言う意味。
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-[八十八夜:はちじゅうはちや]5月2日頃~
雑節のひとつ。歌にも歌われている通りにお茶摘みがスタートする季節です。~

*二十四節季:夏 [#q1d6bcb5]
[[夏]]
-【立夏:りっか】5月6日頃~
ここから夏になり、大地が草で覆われ、木々が繁ってくる時期。~
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-【小満:しょうまん】5月21日頃~
麦などの穂がつく頃で、少しホッと満足すると言う意味。
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-【芒種:ぼうしゅ】6月6日頃~
[芒=イネなどの花にあるトゲのこと]つまり田植えが始まる時期。
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-[入梅:にゅうばい]6月11日頃~
雑節のひとつ。いわゆる[[梅雨]]入り時期のことを指します。
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-【夏至:げし】6月21日頃~
昼の一番長い時期を指す。
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-[半夏生:はんげしょう]7月2日頃~
雑節のひとつ。半夏とは水辺に生えるドクダミ科の白い花の事で、夏に入る前の一息と言う時期。
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-【小暑:しょうしょ】7月7日頃~
その言葉の通りちょっと暑いなぁと感じる時期。
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-【大暑:たいしょ】7月23日頃~
その言葉の通り凄く暑いなぁと感じる時期。

*二十四節季:秋 [#k0f044b0]
[[秋]]
-【立秋:りっしゅう】8月8日頃~
この辺は季節が思いっきりズレてしまっていますが、誰が何と言おうとここから秋なのです。だから、この日から届けられる手紙は《残暑見舞い》になってしまうのです。
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-【処暑:しょしょ】8月23日頃~
[処=とどまる]暑さがまだちょっと残っているけれど、ホッと一息つける季節と言う意味。
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-[二百十日:にひゃくとおか]9月1日頃~
雑節のひとつ。[[台風]]が訪れやすい時期。
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-【白露:はくろ】9月8日頃~
葉っぱの上などに白露などが出来るような季節の事。
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-【秋分:しゅうぶん】9月23日頃~
秋を分ける真ん中の事。
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-【寒露:かんろ】10月8日頃~
露が今度は寒さにあたり凍り始める季節と言う意味。
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-【霜降:そうこう】10月23日頃~
霜がどんどん降ってきてもう秋は終わりを告げる。

*二十四節季:冬 [#zb679742]
[[冬]]
-【立冬:りっとう】11月7日頃~
ここから冬に突入となる季節。
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-【小雪:しょうせつ】11月22日頃~
雪</a>がちらちらと舞い始める季節。
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-【大雪:たいせつ】12月7日頃~
とにかくひたすら[[雪]]が降り続く季節。
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-【冬至:とうじ】12月22日頃~
ここが冬のど真ん中を意味する時期。
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-【小寒:しょうかん】1月5日頃~
寒さが本格化してくる時期で、俗に「寒の入り」とも呼ぶ。
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-【大寒:だいかん】1月20日頃~
猛烈に寒さがきつくなり、これ以上寒くはならないと言う季節、
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-はやり1ヶ月半ぐらいづつズレているような気がします。


*更新履歴 [#z7ca3ab3]
-2000.05.26

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