唐辛子 のバックアップ(No.1)
と【とうがらし:唐辛子】
Counter: 9423,
today: 1,
yesterday: 0
基本 †
- 学 名:CAPSICUM ANNUUM
分 類:ナス科トウガラシ属
別 名:
外国名:
英 語:CHILI PEPPER / GREEN PEPPER / RED PEPPER
仏 語:PIMENT / POIVRE KONG
独 語:PAPRIKA / SPANISCHE PFEFFER
唐辛子の豆知泉 †
- 唐辛子は、実が小さい品種ほど辛くなる傾向がある(例外はあり)
- 七味唐辛子はアメリカでもS&B食品から販売されているが、何故か"シチミ"ではなく「NANAMI TOGARASHI」と書いてある。
- スペイン語では唐辛子を「アヒー」と呼ぶ。
- 唐辛子は風土に対する順応性が強く、原産地と違う土地で長い間栽培していくと、いろんな形や辛さを持った変種が誕生する。 現在世界にあるほとんどの唐辛子が、450年前にメキシコからスペインに渡った1種類の唐辛子から自然に変化していったらしい。
原産地 †
- 熱帯アメリカ
ピーマンと同種で、中央・南アメリカの熱帯地方が原産地で、この地方では紀元前から栽培されてきたと言われている。
歴史 †
渡来 †
- 日本への渡来は諸説あって、ポルトガル人が持ち込んだと言う説、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に持ち帰った説などがある。
現在では戦国時代初期にポルトガル人が日本へ持ち込み、その辛さを好んだ豊臣秀吉によって、逆に韓国へ持ち込まれたと言う説が一般的になりつつあります。
どちらにしても江戸時代には広く栽培され、平賀源内が書いた書物の中に多くの品種が記載されている。
ちなみに韓国=唐辛子という印象があるが、韓国で唐辛子を大量に使い始めたのは18世紀末頃からと言われており、意外と辛い料理の歴史は浅い。キムチも18世紀まではコショウ・サンショウ・ニンニクで味を付けた普通の漬け物だったそうです。
激辛ブーム †
- 昭和57(1982)年、日本中で激辛ブームになった。
カレーを始めとして、ラーメン、スナック菓子?、焼きソバ?、何もかもが激辛商品になった。この年のトウガラシの輸入量は前年より一気に2000万トンも増えたと言う。
- この激辛ブームは、東南アジアなどへの旅行がブームとなりそれによって東南アジア料理が注目されたのでエスニックブームが起こった事と、健康志向により甘い物が避けられ始めた為、と言われている。
しかし、この激辛ブームの原因に日本人の味覚異常が進行している為と言う指摘もある。
肥満防止 †
- 京都大学の岩井和夫教授がマウスで実験したところ、同じ高脂肪食を毎日与え続けていても、とうがらしの辛みの成分のカプサイシンを加えたほうには蓄積脂肪はほとんどつかず、血清中の脂肪量も減少するという結果が得られたのです。
しかも量が多いほどその傾向が強かったと言います。
- またアメリカの調査では、肥満体の人の大半が「辛い物は嫌い」と回答したという報告もあります。
輸出から輸入 †
- 日本では大いに品種改良され栽培されてきたトウガラシで、30年ほど前まではセイロン(スリランカ)やアメリカなどに輸出していた。
だが、昭和40(1965)年ころから日本での栽培面積は減少して、乾燥トウガラシを中国やインドネシアから輸入するようになってきた。
肩こり対策にとうがらし風呂 †
- これは辛みの成分カプサイシンの保温効果が末梢血管を拡げてこった部分を暖めて、こりをほぐしてくれる為です。
とうがらし風呂から出た後、かたをさらにほぐすために、ゆっくり腕を上に上げたり引っ張ったりして、さらに血行をよくする様な運動をすれば、効果はばっちりです。
品種 †
- 色々な品種が栽培されていて、観賞用から一般的な香辛料の原料用のもの、あるいは緑果や葉を利用する辛みの少ないものなどがある。
【観賞用】
「五色」果実の色が緑→紫→黄→橙→赤と変化する
「榎実」小型球形の果実をつける。実は香辛料としても利用できる。
【香辛料用】
「鷹の爪」草丈が高く、多収穫
「八房」密植が可能で収穫時期が揃う
【緑果・葉用】
「伏見」
更新履歴 †
- 1998.00.00