のバックアップ(No.2)


【ちゃ:茶】

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茶の豆知泉

  • 英語の「ティ」、フランス語の「テ」、ロシア語の「チャイ」、それの語源は全て中国語の「茶:チャ」から来ている。

  • 「ティ」は元々英語ではなくて、中国の福建省周辺で語られていた「福建語」でも「ティ」と呼ぶ。

  • 缶入りのお茶をあけた瞬間「プシュッ」と何かが抜ける音がするが、あれは炭酸ではなく窒素。窒素はお茶の酸化防止の効果がある。

  • ペットボトル入りのお茶、内容物の材料原価(お茶葉&水)は500ミリリットルで約10円。

  • 京都府内での茶の生産量は年間2850トン。しかし宇治茶として市場に出回っている茶は約1万トン。

  • 2003年4月から、京都府茶業会議所が「京都府内産50%以上が含まれている物を宇治茶」と定義した。そのために、現在は宇治茶と名乗れる物は6000トンほどになると言われている。

  • お茶と言えば静岡というイメージだが、それは明治時代以降の話。江戸末期に伊豆に駐在していた総領事ハリスの元へお茶を輸出したいと申し出たのは茨城県猿島地区の茶生産者。
    ※浪曲の♪旅行けば駿河の国に茶の香り〜♪は明治以降に作られた物

2月6日 抹茶の日

  • 愛知県の西尾市茶業振興協議会が西尾茶創業120年を記念して制定。
    2月6日に決まったのは茶道で釜をかけて湯をわかす道具「風炉[ふろ]」から「ふ(2)ろ(6)」の語呂合わせ。
  • 関連サイト○愛知県西尾市:http://www.iijnet.or.jp/nishio/

静岡県・なぜお茶の名産地?

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  • 江戸時代の交通の要所となった大井川には、旅をする人を対岸まで運ぶ仕事をしていた川越え人足、雑役夫が合わせて800人ほどいたそうです。
    ところが、この川越え制度も明治4年には人足による川越えが廃止され、渡し船が登場してしまいました。

  • 当然、800人にもおよぶ川越え人足たちは、失業してしまい、もともとお茶の栽培をやっている畑が多かったのに便乗して茶の栽培に転業したそうです。そして静岡県のお茶産業の基ができ上がったのです。

  • 清水の次郎長などの話で「♪旅ゆけば〜駿河の国に〜ぃ、茶の香り〜〜〜ぃ」と言う浪曲の一節が出てきますが、あの歌は明治時代になってから作られたものです。

10月31日 日本茶の日

11月1日 玄米茶の日

  • 全国穀類工業協同組合が制定した記念日ですが、11月01日になったのは前日が日本茶の日だからと言われています。

茶・紅茶・コーヒーのデメリット

最近、お茶はガンの防止効果があるとか、虫歯予防に最適だとかと言われているのだが、実はメリットだけでなく、デメリットもある。


  • お茶や紅茶、さらにコーヒーには、タンニンが含まれているのだが、食後にお茶などを飲むことによってタンニンがの中で食べた物の鉄分と結びつき、体に鉄分が吸収される量を激減する。

  • 実験によると、ハンバーガーを食べた後でコーヒーを飲むと鉄分は三割以上減り、紅茶を飲むと六割以上も減ってしまったと言う報告もある。
    鉄分の摂取量が減れば、鉄欠乏性貧血などということも考えられるので、貧血気味の人は食中や食後にお茶をがぶ飲みするのは控えたほうが良いのかもしれない。

  • しかしタンニンは、アセトアルデヒドの分解を促進するとされているので、二日酔いなどには効果を発揮するので一長一短ある。

虫歯にお茶が良いのはどうして?

  • お茶の中にはフッ素を400PPMも含むものがあり特に番茶が最も多く含まれいてると言われています。
    フッ素は虫歯を予防すると言われいてるのでお茶が良いのです。
    また、茄子・なすの歯磨き粉も出ていますが茄子を食べていても効果はあるそうです。

ほうじ茶を飲む客は恐い客

  • 日本料理の世界では「ほうじ茶を飲みながら料理を食べる客」がもっとも怖い客と言われてきた。
    その理由は、ほうじ茶に多く含まれるタンニンがの疲れをいやし、味覚を元に戻すからです。

結納と茶

  • 結納などの品としてお茶はあまり使用されない。
    それは、お茶というと葬式の香典返しのイメージが強いからだと言う。

  • しかし、九州地方ではお茶を《素留女:するめ?》《子生婦:こんぶ》と共に結納の品に加えると言う。しかも、よりによってそのお茶は安物に限ると言われている。
    実は、もともと中国での結納にはお茶を用いる習慣があり、それが中国に近い九州地方では残っているのではないかと言われている。

  • 現在はお茶の木は挿し木などで増やすことが出来るが、以前は移植できない木として考えられていた。
    つまり、嫁として嫁いだ後はその家から出ることなく、しかもその場所で種子を巻いて子孫を増やすようにと言われていた。
    その習慣が残っているのだと言われているが、安物のお茶を使うというのは日本オリジナルの考え方。

  • 理由は「安いお茶はお湯を一度注いだらもう出てこない」ということで同じように嫁に嫁いだらもう出てくる(戻ってくる)事はないと言う意味なのです。

変色しないお茶

  • お茶を作り置きしておくと、最初の時の鮮やかな緑色が消えて茶色に変色してしまいます。
    この茶色くなってしまうのは、お茶の中に含まれているタンニン(最近はカテキンと言う場合も多い)の影響です。茶色くなってしまうと、見た目が悪くなるだけでなく、も落ちてしまいます。

  • タンニンはを悪くするだけかと言うと、実はお茶にとって不可欠な物で、飲んだ後にすっきりする苦みの主成分で、さらに虫歯予防効果、抗酸化作用といった有益な物質なのです。

  • しかし、あまりにも変色してしまった場合、その成分が変質してしまうのであまり体に良いとは言えません、やはり、お茶は入れたらすぐに飲むと言うのが一番なのです。

  • 夏場などは煮出したお茶を冷やして飲みたい場合もあります。こういう場合は変色を防ぐために60度から70度ぐらいの、ややぬるめのお湯で作るとタンニンの出てくる量を押さえることができます。
    さらに、作ったお茶を早めに冷やして温度を下げてやると、酸化のスピードを抑えることができるので、変色&味が悪くなるのを防ぐことが出来ます。

お茶とビタミンC

  • ペットボトルのお茶の成分を見ると何故かどれも「ビタミンC」が含有されている。
    もともとお茶にはビタミンCが含まれているのに、なんでワザワザ入れるのか?

  • 実は、お茶と言うのは前述の話のように、昔から「冷めたお茶は飲むな」と言われるように、時間が経つと酸化して成分が変わり味が悪くなってしまうのです。
    そこで、本来以上のビタミンCを混ぜる事により、お茶の成分より酸化しやすいビタミンCが先に酸化するために、お茶自体の成分変化を防いでくれるのです。

更新履歴

  • 1997.00.00
  • 2006.03.01.知泉

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