第二次世界大戦 のバックアップ差分(No.3)


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 *更新履歴 [#v09875ea]
 -2000.00.00.知泉
 [[た]]【だいにじせかいたいせん:第二次世界大戦】~
 [[た]]【たいへいようせんそう:太平洋戦争】
 #counter(today)
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 -[[第一次世界大戦]]
 -[[日清戦争]]
 -[[日露戦争]]
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 *12月8日 大東亜戦争(太平洋戦争)開戦記念日 [#v8675a0e]
 -[[1941(昭和16)年>1941年]].[[12月8日>http://tisen.jp/dkg/query.php?KeyDate=12/08]]午前3時19分(現地時間12月7日午前7時39分)、日本軍が[[ハワイ]]・オアフ島・[[真珠湾]]のアメリカ軍基地を奇襲攻撃し、3年6か月におよぶ大東亜戦争(太平洋戦争)が勃発しました。~
 「12月8日午前零時を期して戦闘行動を開始せよ」という意味の暗号電報「ニイタカヤマノボレ1208」が船橋海軍無線電信所から送信され、戦艦アリゾナなど戦艦11隻を撃沈、400機近くの航空機を破壊して、攻撃の成功をつげる「トラトラトラ」という暗号文が打電されました。
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 →1945年8月15日 終戦
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 -この攻撃により日本は世界大戦に突入していったのですが、その事は日本の軍事力が圧勝したとして[[ラジオ]]で国民に知らされました。~
 その時、NHK鹿児島支局でもニュースを読み上げたのですが、その高揚感を表現する為にBGMとして勇ましい曲を選び流していたのですが、そこで流された曲はなんと「アメリカ国歌:星条旗を永遠に」だったのです。~
 その放送を聞いた軍部が慌てて抗議の[[電話]]を入れその曲は止められたそうです。~
 
 
 *真珠湾攻撃 [#ne0db377]
 -日本軍による真珠湾攻撃でアメリカ側が受けたダメージは史上空前の規模だった。しかも日本軍は開戦を宣言せずに奇襲攻撃をしかけた形になった。~
 いわゆる[[武士]]道とは無縁の卑怯な作戦としてアメリカ人の心に深く刻まれ、それが後々まで言われ続ける「リメンバーパールハーバー/真珠湾を忘れるな」と言う言葉に集結された。
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 -午前3時19分(現地時間12月7日午前7時39分)日本海軍第1次攻撃隊が、真珠湾に集結していたアメリカ太平洋艦隊の主力部隊を攻撃した。[[山本五十六]]連合艦隊司令長官の発案で始まったこの奇襲により、アメリカ側の死者は民間人を含め3784人にものぼった。
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 -日本が開戦の火蓋を切った背景には、アメリカ側の強い圧力があった。開戦の年(1941年)4月、日本とアメリカは関係修復を目指して交渉を始めていた。~
 しかし交渉は思うようには進展せず、11月になってハル米国務長官が「ハル・ノート」を提出。~
 そこには[[中国]]からの撤退、三国同盟の死文化、重慶政府以外の中国政府否認などの内容があった。~
 日本はこの一方的な圧力を感じさせるノートを最後通告と結論し、開戦が決定された。
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 -真珠湾の奇襲にあたって、日本側は在米日本大使館に実質的な宣戦布告である「交渉打ちきり覚書」をハル米国務長官に手交せよとの訓令を出している。~
 しかし通説では[[暗号]]解読と清書に時間がかかってしまい、通達は攻撃直後になってしまったと言われている。~
 また、発令されることのなかった開戦宣言文の存在が、終戦から50年以上経った[[1997(平成9)年>1997年]]の5月に行われた国際政治学会で明らかになった。
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 -これらが開戦前にアメリカ側に伝えられていれば「だまし討ち」の汚名を受けることもなかったのかも知れない。~
 なぜ通達できなかったのかについては、今でも謎の部分が多い。~
 
 
 *宣戦の詔書(かなりかみ砕いた現代語訳) [#ab03f2db]
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 -天佑を保有し萬世一系の皇祚を踐める大日本帝國天皇は、昭に忠誠勇武なる汝有衆に示す。
 --天よりの加護を受け未来永劫繋がる家系として君臨している大日本帝国天皇は、実に忠誠心に溢れ勇武なるあなた方国民にこの言葉を伝えようと思う。
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 -朕、茲に米國及英國に對して戰を宜す。
 --私はここに、[[アメリカ]]および[[イギリス]]に対して[[戦争]]を布告する。
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 -朕が陸海將兵は全力を奮て交戰に從事し、朕が百僚有司は勵精職務を奉行し、朕が衆庶は各々其の本分を盡し、億兆一心國家の總力を擧けて征戰の目的を達成するに遺算なからむことを期せよ。
 --陸海軍の将兵は全力をふるって交戦に従事し、官僚は職務を全うして、国民はそれぞれの本分を果たし、全ての国民が心を一つに合わせて、国家の総力を挙げて戦争に参加すると言う目的を達成するために、手落ちのないように心がけてほしい。
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 -抑々、東亞の安定を確保し以て世界の平和に寄與するは、丕顯なる皇祖考、丕承なる皇考の作述せる遠猷にして、朕が拳々措かざる所而にして、列國との交誼を篤くし萬邦共榮の樂を偕にするは、之亦帝國が常に國交の要義と爲す所なり。
 --もともと(大日本帝国が)東アジアの安定を確保しようという政策と言うのは、世界の平和を維持するためなのだ。この考えは、とにかく偉大な[[明治天皇]](皇祖考)が作りあげ、それを立派に受け継いだ[[大正天皇]](皇考)が確立させた事業であって、私もそれを心に留めて頑張ってきたのだ。他の国々と親しく交際して、あらゆる国とともに繁栄していくと言う考えは、大日本帝国がつねに外交政策として重要だと考えている部分なのだ。
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 -今や不幸にして米英兩國と釁端を開くに至る、洵に已むを得さるものあり。豈朕が志ならむや。中華民國政府、曩に帝國の眞意を解せず、濫に事を構へて東亞の平和を撹亂し、遂に帝國をして干戈を執るに至らしめ、茲に四年有餘を經たり。
 --今や、不幸にしてアメリカ・イギリスの両国との戦争が回避できない事実として迫ってきているが、これは私が望む結果ではない。まず最初に中華民国政府が、大日本帝国の考えを理解できなかったせいで、必要以上に事をあらだてて東アジアの平和を乱し、ついに大日本帝国と戦争を行うようになってしまい、すでに4年も経ってしまった。
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 -幸に、國民政府更新するあり。帝國は、之と善隣の誼を結ひ相提攜するに至れるも、重慶に殘存する政權は、米英の庇蔭を恃みて兄弟尚未た牆に相鬩くを悛めず、米英兩國は殘存政權を支援して東亞の禍亂を助長し、平和の美名に匿れて東洋制覇の非望を逞うせむとす。
 --さいわいなことに国民政府がこの状態を更新しようとしていて、大日本帝国はこちらと国交を結び互いに提携するようになったが、重慶に残存する政権は、アメリカとイギリスに助け船を出して、自国内で争うことを止めようとしないのだ。アメリカとイギリスの両国は、残存政権を支援し、東アジアの混乱をさらに拡大させて、彼らなりの「平和」と言う考えのもとに東洋を手中に収めようと画策しているのだ。
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 -剰へ與國を誘ひ、帝國の周邊に於て武備を増強して我に挑戰し、更に帝國の平和的通商に有らゆる妨害を與へ、遂に經濟斷交を敢てし、帝國の生存に重大なる脅威を加ふ。
 --(アメリカとイギリスは)さらに同盟国を誘って大日本帝国の周辺に軍備を増強して、我が国に挑戦して大日本帝国が行っている平和的通商にさまざまな妨害を与えて、ついに経済断交を行い、帝国の生存に重大な脅威を加えているのだ。
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 -朕は政府をして事態を平和の裡に囘復せしめむとし、隠忍久しきに彌りたるも、彼は毫も交譲の精神なく、徒に時局の解決を遷延せしめて、此の間却つて益々經濟上軍事上の脅威を増大し、以て我を屈從せしめむとす。
 --私は政府に対して「戦争をせずに平和に解決させよう」と宣言して、今まで我慢をしていたのだ。しかし、あの国はほんの少しも互いに譲り合う気持ちがないために、無意味に時局の解決を引き延ばして、その間にさらに経済上・軍事上の脅威を増大し、我が国を屈服させようとしている。
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 -斯の如くにして推移せむか、東亞安定に關する帝國積年の努力は悉く水泡に帰し、帝國の存立亦正に危殆に瀕せり。事既に此に至る帝國は、今や自存自衛の爲、蹶然起つてー切の障礙を破碎するの外なきなり。
 --こんな感じで、東アジアを安定させようと考えて大日本帝国が長年、頑張ってきたことは全部、水の泡になってしまい、大日本帝国の存続さえもが非常に危険な状態に追い込まれてしまったのだ。このような事になってしまったからには大日本帝国は、これまでの平和的解決ではなく、自存自衛のために戦いを選び、やつらの魂胆をうち砕くしか道はないのだ。
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 -皇祖皇宗の神靈上に在り。朕は汝有衆の忠誠勇武に信倚し、祖宗の遺業を恢弘し、速に禍根を芟除して東亞永遠の平和を確立し、以て帝國の光榮を保全せむことを期す。
 --天皇歴代祖先の御霊が我々にはついている。私は、あなた方国民の忠誠さ勇武さを信頼している。祖先の代から守られてきたこの国を守り、すみやかに禍厄いの根源を叩きつぶし、東アジアの永遠の平和を確立し、これによって大日本帝国の栄光を保全しようと考えているのだ。
 
 *関連項目 [#qe3cc040]
 -[[真珠湾]]~
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 [→1945年8月15日[[戦争終結の詔書]](玉音放送)]~
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 *更新履歴 [#k75316fb]
 -1999.08.10
 
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