大根 のバックアップ(No.1)
た【だいこん:大根】
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分 類 †
- 学 名:RAPHANUS SATIVUS L.
分 類:アブラナ科ダイコン属/1・2年草
別 名:
外国名:英語:RADISH[西洋大根]
英語:CHINESE RADISH / LOBO[中国大根]
英語:JAPANESE RADISH / DAIKON[日本大根]
原産地 †
- 大根の原産地については諸説あって、確定的なものはまだありませんが、野生種がいまだに存在していると言う意味では地中海沿岸という説が有力です。
渡来 †
- 日本ではかなり古い時期から栽培・食用とされていたらしく、いつどの様な形で渡来してきたのかは不明です
栽培状況 †
- 日本が原産地ではありませんが、日本を代表する野菜です。
記録上では明治時代以来、作付け面積・生産量ともに野菜の中で第1位をキープしつづけています。
記録には残されていませんが、おそらく江戸時代からこの1位は続いているものと思われます。
大根の本当の読み方はオオネ? †
- 女性を表現する時に「大根」の名称を使用する時、今では「大根足」を意味して、基本的に太い足をあらわしている為にあまり良い印象がない。
しかし昔は女性の肌?の白さをあらわす誉め言葉だったです。
- 『日本書紀(720年)』に、仁徳天皇が皇后に贈った歌の中で「山城女(やましろめ)が鍬で掘り起こしたオオネ(大根)の様な、真っ白な腕を絡ませた事が無かったならば、私たちはお互いを知らなかっただろう」と言う内容の愛の歌を書いてある。
- この『日本書紀』の記述が日本の文献に初めて書かれた大根(オオネ)です。
この時代は大根の事をオオネと呼んでいて、それを漢字で書くようになり、現在の「ダイコン」と言う呼び方が誕生しました。
10世紀の文献では「オオネ」「コホネ」と、大根の種類(大きさ)によって呼び分けていた様で、いくつかの品種が栽培されていたみたいです。
大根の旬 †
- 大根は多様な品種の使い分けによって、最も古くから露地栽培で周年供給が可能になっていた。
大根は収穫時期によって「秋大根(秋蒔き年内とり)」「冬大根(秋蒔き越冬とり)」「春大根(冬蒔き春とり)」「初夏大根(春巻き初夏とり)」「夏大根(夏蒔き夏秋とり)」の5種類に分けることができる。
大根の旬と言うと、周年的に収穫できる事から断言は難しいが、あえて言うのならば「秋〜冬」。
大根の利用法 †
- 大根は「生食」「煮食」「漬け物」「干し大根」など多様な利用法ができる、かなり万能な野菜です。
漬け物の主流は沢庵漬けですが、干しあげ・塩を利かせた深漬け・減塩した浅漬けなど色々ありますが、近年は塩分を考えて浅漬けが多くなってきたと言われています。
韓国の水キムチ †
- 大根と白菜を短冊切りにして、ワケギも同じくらいの長さに切っておきます。
- それに塩を混ぜて容器に入れておくと、野菜から自然と水が出てきます。
- それを大きな容器に移して、梨の細切りを混ぜ合わせ、さらに水と少量の塩を加え、そのまま漬けておきます。
- しばらくそのまま漬け込んでおくと野菜が発酵して、微妙に酸っぱくて甘い夏向きのすっきりした味のスープが完成します。
更新履歴 †
- 1997.00.00