のバックアップ(No.1)


:鯛:たい

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語源

  • 現在の名前の《鯛:たい》ですが、これは鯛の体はヨコからみると丸々としているのに実際はかなり平べったいことから《たいらうお》と呼ばれていました。 それが次第に《たい》になったのです。

めでたくない?

  • お祝いの席では《目出鯛:めでたい》と言う意味から、鯛の尾頭付きがどどーんと出される事が多かったりします。
    その赤い?>姿もあって、いかにも縁起がいいイメージがあります。

  • しかし、昔はあんまり上等なとはみなされていなかったと言う過去があります。
    鯛は大昔は《アカメ》と呼ばれていました。
    この《アカ》は当然のことながら身の赤さから来ているのですが、《メ》と言うのは見下した言い方の《奴》と言う意味です。

  • 日本書紀』の中には「海の幸・山の幸(海彦山彦)」の話がありますが、その中で海彦と山彦がそれぞれ釣り針と弓矢を交換して、山彦はへと釣りに出かけ、海彦は山に狩りに出かけます。
    そこで、山彦は、アカメに釣り針を取られてしまうと言う記述が出てくるのです。
    ここから「アカメはけしからん魚」として悪い魚のレッテルを貼られていたそうなのです。

  • その「アカメ=悪い」と言う考えはどうやら古代中国から伝えられた物らしく、中国では[鯉=上品な魚][鯛=いやしい魚]とされていたみたいです。
    日本で鯉が一般的に食べられるようになったのは、室町時代以降の醤油で魚を食べると言う事が一般化してきてからのことらしいのです。

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