親子丼 のバックアップ(No.2)


?:親子丼(おやこどん)

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親子丼の誕生

  • ドンブリ物の定番と言えば親子丼。
    ニワトリの肉とニワトリの卵を使う事から「親子」と称したものですが、この親子丼にはちゃんと発明者が存在しています。
    発明されたのは明治36年に大阪で第5回内国勧業博覧会と言う、いわゆる万国博覧会が開催された時のことです。
    この万博はかなり大規模に開催されて、海外13カ国が参加、出品展示品約30万点で5ヶ月に及ぶ物だったのです。

  • そこで、会場の食堂のメニューを考えるときに「食い倒れの町・大阪の名に恥じない食べ物が出せないか?」と言うことで、大阪の料亭「鳥菊」の主人・内本松次郎氏が考案したものが親子丼だったのです。

  • 万博会場と言う大勢の人が集まる場所と言うことで、条件として《博覧会らしく目新しい物だが万人向きの味付け》《安価で調理が簡単》《混雑した処でも食べるのも簡単》と言うテーマの元に「鶏肉と白菜・ネギを煮込んだ物を卵でとじて、それをご飯に乗せた物」を考え出したのです。
    今の親子丼と若干違ったりしますが、このメニューは1杯15銭と言う値段も安く、腹にも貯まると言うことで大好評を博したのです。
    実は、この親子丼がドンブリ物の元祖的なもので、このアイディアの流用と言うことで後に「カツ丼」「天丼」なども考え出されたのです。

  • この《親子丼》と言うネーミングですが、発表前には「ハイカラ丼」「勧業ランチ」「文明オムドン」などという候補もあったそうです。
  • 2000.03.25記載-2001.10.15追記

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